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ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫 (6272))

ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫 (6272))

ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫 (6272))

作家
林真理子
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
1985-10-31
ISBN
9784041579046
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ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫 (6272)) / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。悩みやコンプレックスを明るく書いており、コミカルに感じさせます。色々あったことを全て昇華し、現在の林真理子ができているんだなと思いました。時代を感じるところはありますが、肉食で前向きな姿は天晴れです。自虐的で毒舌で赤裸々だからこそ自分を変える力があるんですね。ここまで生々しく告白するのかと思うと赤面ものですが。

2016/08/12

たつや

図書館で借りたこの本は昭和57年発行の古いもので、多くの人に読まれたであると、容易に想像できる程傷んでいた。林真理子は昔、アグネスチャンとオオゲンカした記憶がある。後はずけずけ物言うブスなおばさんというイメージ。最近では文芸賞の審査員をしている。その程度の人であり、好きでも嫌いでもなかったのが、確か柚木麻子の作品かインタビューに、本作のタイトルが出てきて読みたくなり読了。とにかく、さらけ出した書きっぷりに笑いが止まらない。一言で言えば痛快です。現代風に、リメークしてもうけそうです。ネタは無限にある。

2016/10/26

さくらっこ

失礼ながら、著者は容姿にコンプレックスを持っている。そんな妬み、ヒガミなど本来は女性が隠そうとする心理が余すところなく綴られている。そして著者が大嫌いな歌手の事を実名で書かれているのには驚いた。鉢合わせた時にどうするの?と小心者の私は怖くなった。例のアグネス論争もこの一環として起こったことだろう。この本が発行されたのはなんと昭和60年。時代を超えた名エッセイと言える。年を取られて多少温和になられたように感じるが、著者が日大の理事長に抜擢されたのはこの発言力を買われてのことだろう。今後も手腕を拝見したい。

2023/08/21

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/07/post-5a6c8b.html やっぱり、無理でした。

2023/07/27

のぶのぶ

カドフェス2018の1冊だが、林真理子さんの原点なようなエッセイ。すでに文庫本も35年以上も前の初版の本。あとがきの「拍手が全くこないストリッパーはかなりみじめなような気がする。だから私の裸体を見て、顔をそむける人もいるかもしれないが、なるべくたくさんの人がピーピー口笛を吹いて喜んでくれるといいなあ。」がこの本を表している。古風なところもあり、体にコンプレックスもありながら、私は私、「ヒガミ、ネタミ、ソネミ」も赤裸々だが、あるあると思ってしまう。その人その人のよさを生かしていくのが一番かなあ。面白い。

2018/09/23

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