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悲しき熱帯 (角川文庫 緑 586-1)

悲しき熱帯 (角川文庫 緑 586-1)

悲しき熱帯 (角川文庫 緑 586-1)

作家
村上龍
出版社
KADOKAWA
発売日
1984-09-01
ISBN
9784041586013
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悲しき熱帯 (角川文庫 緑 586-1) / 感想・レビュー

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明石

文章を読みにくくする方面に個性を働かせてしまったら、その当然の帰結として、小説は読まれなくなるんだろうなあと思った。村上龍がだんだんと忘れかけられているのは、本作はもとより『限りなく透明に近いブルー』のような、限りなく読みにくい小説を初期の頃にたくさん書き、その手のコテコテの「純文学」作家として認識されたことが巡り巡って仇になったのかなとも。今でも本屋さんに一番並んでるのは『限りなく透明に近いブルー』で、以前、同棲してた恋人が、同作を読んで、もういいや、と途中で投げ出し私の本棚に潜り込ませたのを思い出す。

2023/10/02

Kaoru

村上龍初期の尖りが良い。

2023/10/03

hirayama46

村上龍の初期短編集。なので雰囲気としては『限りなく透明に近いブルー』あたりの延長線上にあるように思えました。いつもの身も蓋もないあとがきが嬉しい。「本当は、熱帯は悲しくなんかない。」

2018/02/13

miho

ものすごく久しぶりに読み返す。この頃の村上龍はほんとに好き。当時は春樹よりむしろ龍派だった。熱帯のむあっとした熱気のなかに、やりきれない悲しみと抑圧されて爆発する寸前みたいなエネルギーを感じる。

2015/09/12

MIDUNA

この人の作品を読んでるといつもなにやってもいいんだなーって思う。この人のような淡白で淡々とした文章を書いてみたい

2014/02/08

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