すべての男は消耗品である Vol.2 (角川文庫 む 4-6)
すべての男は消耗品である Vol.2 (角川文庫 む 4-6) / 感想・レビュー
nobody
大槻ケンジの解説だけが素晴らしい。「『腹が立つ!』読んでる間ずっと、ボクはプンプクプンと怒っていた。あんまり腹ワタが煮えくりかえる」。エッセイの質を例えるとすれば、かつて鴨川つばめが連載を降りようとして竹ペンだけで原稿を殴り描きしてついに打ち切らせたという逸話があるがそれくらいまあ中身のないこと夥しい。「小金を持って成り金遊びをしているだけの佐世保のイモ兄ちゃん」(山田詠美)の、「原稿料とは別途に毎月50万円分のホテルやレストランのレシートを出版社に精算させ海外取材の度に違う女性を個人スタイリストと称して
2020/08/28
タンシロ📚
vol.1からするとちょっと抑えめ控えめで、エッセイとしても中途半端で、一足先に日本見限って世界の一流の遊び人やってますというドヤ感が若くて逆に微笑ましい。
2023/02/06
内緒です
大学の図書館で借りた本。相変わらず過激。しかし、元気になるなぁ。村上龍氏の、作品に真面目に取り組む姿勢を感じて好感がもてました。経済の本を数百冊も乱読って、見習わなきゃ。解説は、前回が山田詠美さんで、今回が大槻ケンジさんって!解説もハズレがないなぁ。
2011/09/29
冷たいウォンバット
対して面白くはなかったが、キャンプファイアをして手を繋ぐ若者に不快感を感じるところだけ共感できた。寂しさを触れ合いで埋めようとする人間が多すぎる。寂しさは自己表現でしか埋められない。俺は全然寂しくない。みんながんばろうよ。
2016/01/09
内緒です
エネルギーをもって書けば、読み手にもそのエネルギーが伝わるんだなぁ、と感じた。もちろんそれは、龍さんの文章の上手さが成せる技なんだろうけど。こんなに自分の内面が上手に表現出来れば、就活のESもへっちゃらなのになぁ、とか思ってしまいました。自分の確固たるポリシーを持ち、表現力に長けた作家。憧れます。
2011/10/13
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