いつまでも、クリスピー (角川文庫 緑 589-4)
いつまでも、クリスピー (角川文庫 緑 589-4) / 感想・レビュー
Hirouch
大した話じゃないし、ブランド名などの固有名詞がやたら登場して読んでいく内に食傷気味になるのでは、と思っていたけれど、さらさらした淡白で無機質な雰囲気で、何となく全て受け入れてしまい、気が付くと読み終わっていました。ああ、これが30年以上前に世間にヒステリック現象を引き起こした田中康夫ワールドなのか、と納得。80年代に生まれた身としては、この時代の記憶があるわけではないけれど、小説、映画、音楽から伝わってくる「80年代っぽい」雰囲気がやはりあります。そして、個人的にその空気感がとても好きです。
2018/05/29
丰
Y-20
2007/06/28
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