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友よ、静かに瞑れ (角川文庫 緑 612-1)

友よ、静かに瞑れ (角川文庫 緑 612-1)

友よ、静かに瞑れ (角川文庫 緑 612-1)

作家
北方謙三
出版社
KADOKAWA
発売日
1985-02-01
ISBN
9784041612019
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友よ、静かに瞑れ (角川文庫 緑 612-1) / 感想・レビュー

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はつばあば

ハードボイルドに登場する男と男の友情に一人の女が絡む。そりゃイイ女なんでしょうね。?まだ70前の私、これから花が咲くかも(^^♪。いえ、そういうつまらない事を言いたいのじゃなく男の友情の、絆の固さを羨ましいと。なまっちょろい医者でなくヤクザ顔負けの強い男と、温泉町を守ろうと余命幾ばくも無いと知った男のとった行動。小さな街に巻き起こるアクション映画さながらの作品です。?映画だよって?・・観てない(-_-;)

2016/07/19

GAKU

温泉町で旅館を経営している古い友が逮捕された。何か深い理由(わけ)があるはずだ。船医の新藤は海辺の温泉町へやって来る。そこはある組織に支配されており、友を救うため新藤はたった一人で闘いを挑んで行く。藤達也主演で映画化もされた、こちらも北方初期の傑作といえる作品のひとつ。やって来た男がその街や組織をかき回し、解決へ導く様はあのハメットの名作「血の収穫」を髣髴とさせる。再読ではありますが充分楽しませていただきました。

2016/04/30

しゃお

我が家にあるのは文庫版の初版。黄ばんだ紙に自分の歴史も重ねて○十年振りの再読(笑)。友の命を賭した行動。それが果たされんと、街をかき回しながら、かつて愛した女性の面影のある友の息子に、父のその男としての姿を見せんとする新藤の言動は突き放しているようでいて、その裏にある想いが弾けるラスト・・・。敵役のはずの男たちそれぞれにも魅力はあるのですが、新藤が助けようとする友、坂口が最後までセリフがないのも印象的です。

2016/06/21

0717

30数年ぶりの再読。温泉町で旅館を経営している友人が事件を起こして逮捕される。観光協会の組合長に刃物で切りつけたらしい。そんな事をする男ではない。何か深い訳があるはずだ。男はふらりとその温泉町にやって来て事件の真相を探り始める....。以前読んだ時は特に思わなかったけど、ハメットの「血の収穫」に似ているな。

2021/08/28

再び読書

角川映画も見ました。藤達也が渋かった。残念ながら本の印象が薄い

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