ブロードウェイの戦車 2 (角川文庫 緑 616-54)
ブロードウェイの戦車 2 (角川文庫 緑 616-54) / 感想・レビュー
アオヤマ君
昭和の終わり頃描かれた冒険活劇小説。何度目かの再読。新時代の個人的な幕開けの小説となるのはシニカル。散りばめられた会話の妙や、言葉のトゲトゲ、例えようもない比喩表現。下敷になる知識も必要なこともまた楽しめる。今なら簡単にググれることも楽しさをアップさせてくれた。3行の荒筋を1000枚の小説に、だったか。実名で著名な方々が登場(笑)今こんな描き方をすれば危険ですね。嗚呼!こんな冒険小説を読みたい。
2019/01/04
CAN
再読。こんなカッコいい小説がどうして絶版なんだ?今、日本人作家で復讐の物語を受け継いだのは、垣根涼介くらいじゃないか?でも彼にはなんちゅうか、スノビズムが弱い。この小説は当時のネットシステムも正確に描写しててARPANETがでてくる。知ってる?これが今INTERNETのベースだよ?やはりクイネルもそうだけど、傭兵はGIコルトだよなあ。間違ってもSIGじゃないし、M92じゃない。ああ面白かった。角川さん、『暗闇にノーサイド』を復刻して下さい。日本人が書いた最高の冒険小説がもう読めないっておかしいぜ?
2013/05/05
なつみかん
読んだ当時、まだ高校生の僕は大人が格好いいとおもったのだ
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