沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一 (角川文庫)
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一 (角川文庫) / 感想・レビュー
nuit@積読消化中
やはり夢枕獏は面白い!まだ巻ノ一での物語は序盤ですが、のっけから妖物が現れるし、空海と橘逸勢の掛け合いが、陰陽師の安倍晴明と源博雅のようで微笑ましい。またシルクロードの起点ともされる長安の都は想像するだけでもワクワクする。それを6年の歳月をかけて超巨大セットを組んでまで作られたというから、チェン・カイコー監督はやはりすごい!映画公開の前に読まねばです。このまま巻ノ二へ進みます。
2018/02/18
あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...
久しぶりの夢枕獏作品は大作の空海もの。空海が遣唐使として渡った中国を舞台に繰り広げられる伝奇小説。仏教感を基礎とした宇宙観、妖術の要素も上手くしのばせながの、同氏の陰陽師シリーズが好きな方なら、間違いなく楽しめそう。物語はまだ始まったばかり。先が気になる、気になる!日中合作の映画、染谷将太の空海も見てみたいな。巻ノ二へ!
2020/11/03
mocha
もっと重たい内容かとおそるおそる読み始めたら、なんと面白い中華ファンタジー!飄々とした空海と人間味ある橘逸勢のコンビは確かに『陰陽師』と通じる。遠い昔の長安はまるで想像上の国みたいだし、導士の妖術はハイファンタジーに近い。悪い猫は何を企んでいるのか。最終巻まで買っておいてよかった。
2019/05/04
ちょろこ
読みやすくて面白い!一冊。遣唐使として長安に渡った 空海。相方 逸勢と共に長安で続いていた奇怪な事件に遭遇し…。難しく構えていたのが拍子抜けっていうぐらい夢枕さんの描く中国伝奇小説は読みやすく、面白く、序盤からすっかり虜に。この妖しの怪しさがたまらない。そして何と言っても空海の魅力的な人物像が読み手を惹きつけてやまない気がする。心はすっかり中国へ。さてさてどんな展開が待ち受けているのか…次巻へ。
2018/05/16
佳音
おもしろかった~!
2018/04/03
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