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軽い機敏な仔猫何匹いるか: 土屋耕一回文集 (角川文庫 緑 645-1)

軽い機敏な仔猫何匹いるか: 土屋耕一回文集 (角川文庫 緑 645-1)

軽い機敏な仔猫何匹いるか: 土屋耕一回文集 (角川文庫 緑 645-1)

作家
土屋耕一
出版社
KADOKAWA
発売日
1986-01-01
ISBN
9784041645017
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軽い機敏な仔猫何匹いるか: 土屋耕一回文集 (角川文庫 緑 645-1) / 感想・レビュー

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田氏

ついに手に入れた念願の怪文書、ならぬ回文書。つまり上から読んでも下から読んでも山本山的短文集(山本山は違うが)である。この本は言葉のディラックの海から回文を山ほど紡ぎ出した土屋耕一の金字塔ともいえよう。言葉遊びと軽んじるなかれ、その十数文字の宝珠の中には一コマの情景が封じられている。「品川にいま棲む住まい 庭がなし」「岸に立つ鹿あり紅し蔦錦」「手に刈る葉 野も暮れ雲の遥かにて」「川に消ゆ しきり降りきし雪俄か」うおお、と通勤電車内で感涙と鼻血を吹きながら、一句一句を噛み締めた。終盤の尾籠な連作に至るまで。

2018/04/02

5〇5

~回文でどどいつ(2019年10月台風19号で)~                  台風吹いた 意外災害 無体に痛む 仲間かな

2019/10/18

わ!

GWに部屋を大掃除していて出てきた本。出版された当時には、こんな回文だけで一冊の本(しかも文庫本!)が作られるとは驚いたものだった。回文…つまり上から読んでも下から読んでも同じ文言になる文章。タイトルの「軽い機敏な仔猫何匹いるか」が、まさに回文である。すぐに読めてしまう本ではありますが…考えるのは、大変だったのでしょうね。

2023/05/03

ニッポニア

その軽さの中に潜む狂気。

2013/02/04

あじさい

図書館で何度も借りて、とうとう購入しました(笑)

2010/03/19

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