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ファウ・ファウ物語(リストリー)〈下〉 (角川文庫―スニーカー文庫)

ファウ・ファウ物語(リストリー)〈下〉 (角川文庫―スニーカー文庫)

ファウ・ファウ物語(リストリー)〈下〉 (角川文庫―スニーカー文庫)

作家
富野由悠季
大森 英敏
出版社
KADOKAWA
発売日
1987-03-01
ISBN
9784041663028
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ファウ・ファウ物語(リストリー)〈下〉 (角川文庫―スニーカー文庫) / 感想・レビュー

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ツカモトカネユキ

1986年発行。上巻より。活躍の場というより、認知度が高まるごとに大騒動に発展する世間。約40年前の当時の世相を映した描写ですが、色々なツールが加われどその騒ぎ様は、今現在と変わりません。人の意識が創り出す異世界からの使者フェラリオと小学生の主人公の純粋さが、その騒動の酷さを訴えます。その時代を知っている世代は、その時との繋がりを感じることでしょう。バイストン・ウェルの物語の未読は「ガーゼィの翼」のみとなりましたが、なかなか探せずにいることが残念です。

2024/07/21

真弓Trick

イーグルス、タレントの森本、大江健三郎。ファンタジーの物語でありながら、70~80年代のテレビアニメ業界を渡り歩いてきた作者の体感からにじみ出るものがあるなぁ……と思いながら読めるのも、また一興。読み終わった後は、石神井公園を散歩するのもよいでしょう。池の底とバイストン・ウェルがつながっていることを夢見ながら……

2024/07/16

k16

20150215読了。 バイストンウェルを知るブナの木との対話から終局を迎えるわけだが、地上の世界って嫌だよねぇ。 大人である我々がもう少し考えないと。

2015/02/15

姉勤

版によって、ページ数が異なる様です。残念ながら数章がオミットされたものだったのですが、再入手も難しく諦めて。後半から登場するタレントとの出会いとエピソードが抜けていかすが、おおよその見当はつきます。テレビ関係者の横暴と傲慢の描写は、時代の寵児と成った著者当人の経験から来るんでしょうね。ふわっと始まってふわっと終わってしまう物語でした。

2013/03/04

katka

新版『リーンの翼』の結末に本作を連想する人はあまりいないでしょうが、『リーン』騒乱の後地上界に残されたリュクス姫も一時ファウ・ファウのようなホームステイをします。ファウ・ファウほど酷な目を見ないのは、やはりフェラリオほど可愛くないか……等身大の姫には「膝で殴られる」くらいの経験をしないと世界も衝撃を受けないのだと思います。鈴木君はともかく、エミコはそれでもバイストン・ウェルを決して忘れないでしょうし、このような経験を経た世界であれば、森本タレントも20年後にNHKで番組を持っているかもしれない。

2024/10/09

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