王子二人 (角川文庫 た 14-2 アルスラーン戦記 2)
王子二人 (角川文庫 た 14-2 アルスラーン戦記 2) / 感想・レビュー
ふみあき
ナルサス卿は「奴隷たちが、自由より、鎖につながれたままの安楽を求めるようになったのは、あやまった社会制度のせいです」と言っているが、その制度の頂点にいるのがアルスラーン殿下なわけで。それとも誤ってるのは奴隷制度だけで、専制政治自体は好ましい、という意味か。
2024/07/02
karatte
全軍突撃ヤシャスィーン! というわけで、再読だが前回読んだのは20年以上前なので初読に近い。遂に完結するそうで、家にある分だけでも読み直そうと思い立ったはいいが、何故か角川文庫版の2、4、5、8しか本棚になかった。『旌旗流転』までは確実に買ったのになあ……というわけでいきなり2巻から。主要キャラはほぼ出揃っていて、逃避行~合流からシンドゥラを目指す辺りまで。昔読んだときは全然気にならなかったけど、なんかルビがものすごく多い。
2018/01/05
扉のこちら側
初読。2015年493冊め。宗教の正義とか王権の正当性とか、踏みにじられる平民は気の毒だ。アルスラーンの秘密はうっすら見えてきた。しかしみんな若いのに優秀だなー。
2015/04/23
Tetchy
やはり主人公にはライバルがいないといけないということでヒルメス登場。しかもどこか頼りなげなアルスラーンよりも強靭な意志を持ってて、ヒルメスの方が王に相応しいと思っちゃったりする(野心とやっかみが強すぎだが)。
2009/04/01
キラ@道北民
シリーズ第2弾。ルシタニア軍勢の信仰を盾にして繰り返される暴虐に言葉も出ない。14歳にして過酷な試練を乗り越えようとするアルスラーンにどうやられるか今後が見もの。神出鬼没感のあるヒルメス王子の執拗さが、昔読んだ印象と違って幼さを感じた。そして、アルスラーンの出生の真実が思い出せない。次巻に進みます。
2021/06/07
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