落日悲歌 (角川文庫 た 14-3 アルスラーン戦記 3)
落日悲歌 (角川文庫 た 14-3 アルスラーン戦記 3) / 感想・レビュー
扉のこちら側
初読。2015年494冊め。こんなに大量の死者を出して国はやっていけるものなのかしら。遺体の処理もそうだけど怪我の治療も覚束なさそうだし伝染病とか怖い。王家の闇は深そうだ。
2015/04/23
Tetchy
ダリューンのアルスラーンに対する心の底からの信望が解る巻。前半のナルサスの知略も冴えるが、なんといっても本巻はダリューンに尽きる。いやあ、最後の決闘はハラハラしたよ~!
2009/04/02
エンリケ
シリーズ3作目。今回の舞台はほとんどがパルスの隣国。後顧の憂いを無くす為に敢えてその王位継承争いに参戦する。これ迄と違っていよいよ正規軍の大将となるアルスラーン。知将ナルサスの軍略宜しきを得て、胸のすく勝ち戦が続く。少年皇太子アルスラーンの王たる器の片鱗が今回も垣間見る事が出来る。隣国の王が感嘆する程の部下への愛情。そして敵をすら許容する懐の深さ。それは異国の勇者すら虜にし、軍に加わらせてしまう。彼の行く所英雄豪傑が集まって来そう。少し漢の高祖を連想した。重厚な歴史ファンタジーに飽く事は無さそうだ。
2015/06/17
キラ@道北民
シリーズ第3弾。シンドゥラ国との戦い。ラジェンドラの明るく調子のよい狡さが分かりやすくて、敵ながら憎みきれない。ジャスワントを味方につけたアルスラーンは、着実に解放王の道を歩み出してるな。
2021/06/12
あなほりふくろう
ラジェンドラと共に?シンドゥラ進攻。ナルサスの知略が冴えわたる。アルフリードとエラムの間に挟まれて苦笑いなところも含めて、これはナルサス回といってよいかと。無論、ダリューンはじめ他の面々も大活躍、ジャスワンド登場もあって充実した話だった。ギーヴ「正当な血を引いていない方が面白い」酔狂の方が絆が深くなるのは、ヤン・ファミリーと一緒か(苦笑) 一方ルシタニアでは、ギスカール「無能な兄王めんどくせえ」王弟陛下にありがち過ぎる悩みでちょっと和んだ。
2014/05/10
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