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烙印の森 (角川文庫)

烙印の森 (角川文庫)

烙印の森 (角川文庫)

作家
大沢在昌
出版社
KADOKAWA
発売日
1996-08-22
ISBN
9784041671108
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烙印の森 (角川文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

書店で新装版を見かけ、あらすじを読んで気になり手にとりました。大沢先生にしては珍しく、ちょっと軽め?なハードボイルドサスペンスです。軽めとはいっても、さすがは大沢先生の作品なので、基本的な雰囲気の軸はしっかりとしています。そして何よりもやっぱり読みやすいのがいいですね。キャラもシンプルでわかりやすく立てており、主人公はもちろん、脇を固めるニューハーフの元ムエタイ選手や海兵隊あがりの女性兵士などなかなかのインパクトです。正直、途中からは話の流れはどうでもよくなり、気がつけば話が終わってしまっていました。

2020/02/17

10$の恋

ここは芝浦の外れにあるバー。片腕が無い元傭兵のバーテンダー、客は車椅子の盗聴装置屋、元ムエタイ選手の性転換美女、そして今はスクープ写真家の「メジロー」の3人。もっぱら要人警護を生業とする彼らに平穏な会話は無い。今、『ふくろう』って黒服の女がヤバい。狙いを付ければ必ず消す殺し屋だ。「メジロー」の封印された過去が絡み、米軍海兵隊の凄腕女兵士を加えて黒服女から要人を護る。姿が見えない殺し屋vsボディガード。互いが対峙したとき、衝撃の深い全てが分かった。ひと味違う「ロマン・ノワール(暗黒小説)」を堪能したよ。

2023/12/03

ちくわ

「フクロウ」は必ず胸と首に2発の銃弾を撃ち込む殺屋だが、その正体を知るものはいない。主人公のメジローは犯罪現場専門のカメラマンで、ネガに写る黒いドレス女を、元傭兵のマーク、元ムエタイのシェリル、海兵隊の女LTとワイルドな連中で追い詰める物語です。闇社会の格闘は緊張の連続で、物語の最後に「烙印」の、意味が解けますが、終盤は少し押込み感が残りました。

2022/02/12

魔魔男爵

森シリーズでは無い。殺し屋達が闘うという伊坂幸太郎のアレに似ているが、緊張感、リアリティ、全て大沢の方が勝っている。コードネームが植物の双子(のような)殺し屋が、伊坂作品にもコレにも出てくるが、どっちがパクッたのだろう。伊坂の方が先だったとしても、大沢の方が内容が素晴しいので、盗作にはならない。筆名には著作権無かったが、キャラ名にも無かったよね。そもそも完全一致ではないので無問題。性転換するゲイの殺し屋も出てくるし、伊坂作品よりこっちの方が遥かに素晴しいざんす。

2017/05/14

頭の中で勝手にドラマ化。この展開、ありえない!けどもしかしたらありえるのかも知れない。なんて思わせちゃう大沢ハードボイルドやっぱり好きです。

2011/10/25

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