GoGoHeavenの勇気 (角川文庫 き 9-4)
GoGoHeavenの勇気 (角川文庫 き 9-4) / 感想・レビュー
匠
一番最後に「時代に道を教えてあげよう 時代が君に近づくように」とあった。当時からずっと年月が経った今の時代に見るその言葉は、タイムカプセルから掘り起こした手紙のように思えた。「一瞬のうちにすべてが不可能になるのなら 一瞬のうちに すべてが可能にもなるだろう」とか「永遠なんてありえない」など今でも共感できる言葉はたくさんあった。
2014/04/19
masa@レビューお休み中
【再読】あれほど何度も読んで、擦れて汚れてしまったこの詩集。感動して泣いて悔しがって、あの頃の僕は天国とは、ほど遠い場所にいた。ティーンエイジャーの少年少女の心の奥底に潜むものをさらけ出すように描いた言葉の数々。それは共感ではなく、僕にとっては知らない世界であり、羨望するものであった。格好いい人、美しい人だけができること、言えることがあると思っていたのだ。今になって、そのことをふと言葉にしてみたくなった。僕は、ここに出てくる彼等が羨ましかったのだ。
2017/04/15
masa@レビューお休み中
高校生の頃、この言葉のひとつひとつに共感した。そして、モデルになった少年少女に憧れてたのだった。格好良くて、気っ風が良くて、自分というものを持っている。そんな少年になれるはずがないからこそ、本の世界の人物たちに恋い焦がれた。子供なようで大人、大人なようで子供、その狭間にある年代だからこそ、ここは許容範囲になるのだろう。永遠にない一部だからこそ、手に入れたいと思った。叶わないことがわかっていても、本の世界の中では渇望し続けることも許されるはずだ。だから、僕は銀色夏生を読み続けるのだ。
2012/04/10
harupon
初版昭和63年、33年前の本。裕木奈江さんの写真を見たくて。他にも可愛い男の子女の子たちの写真。10代の頃の心模様が見え隠れしてる。本心隠して、粋がって平気なふり。みんな、可愛いよね。ブランコとかメリーゴーランドとか乗っちゃって…。大沢誉志幸 / GO GO HEAVEN。 今、ユーチューブで聴きました。
2021/04/17
まりこ
あの頃にはもう戻れない。
2020/02/18
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