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あの空は夏の中 (角川文庫 き 9-6)

あの空は夏の中 (角川文庫 き 9-6)

あの空は夏の中 (角川文庫 き 9-6)

作家
銀色夏生
出版社
KADOKAWA
発売日
1988-09-01
ISBN
9784041673065
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あの空は夏の中 (角川文庫 き 9-6) / 感想・レビュー

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❁かな❁

銀色夏生さんは中学生の頃に読んだ事がありますが、お気に入りさんの感想から久しぶりに読んでみました!とてもストレートでシンプルな言葉でいろんな想いが綴られています☆今、読んでもとても瑞々しいです!懐かしくもあり、新鮮でもありました!大人になった今でも共感できます。『理由もなく悲しいとか、理由もなく楽しいとかいう言葉を私はよく使ったけど本当はいつもちゃんと理由があった』『他の人といる時も笑っていても映画を見ても心はいつも あなたのことばかりだった』など切ない系も多いです。いろんな想いを感じる事ができました☆

2014/07/21

銀色さんの詩の何がこんなにも人を惹き付けるのだろう?と考えた時、気取らず飾らず、素直なままの言葉だから、読む人の心にすっと入っていきやすいのではないだろうか。こういう詩に高尚なんて似合わないし必要ないと思う。ただただピュアな気持ちがあればいいのだ。きっとそういう気持ちが消えたら感動できなくなるんだ。

2014/07/06

ちはや@灯れ松明の火

きみはもう思い出してもいないかな。透明な青いプールみたいにゆらゆらゆれる雨あがりの空をふたりで見ていた。きみがその奥にあのひとを探してると知っていたから、しゃべりすぎないように、はしゃぎすぎないように、静かに横顔をなぞる。きっと、つめたいと思われていた。言葉は心を伝えない。話したことのいくつかは本当で、いくつかは嘘、辿りつく先を持たない感情があふれないようにしてたのに。不思議そうにのぞきこまれて、腕を伸ばした。みどりの風の中、困ったような瞳。ずっと、忘れない。本当は、伝えたい気持ちがたくさんあったんだ。

2014/05/25

優希

昔、恋をしていたときに伝えたかった言葉が沢山つまっていました。もう思い出になってしまいましたが、その時間は凍ったようにいつまでもとどまっているんだなと感じます。現実も過去も本当はそんな問題ではなくて、夢を見たいときに見たり、孤独になったりしながら生きていくんですね。優しい言葉から懐かしい郷愁を感じずにはいられません。素直なままの優しい言葉だからこそ刺さるし、引きつけられます。癒しに満ちていながら時に棘となる銀色さんの言葉が私は好きです。

2014/07/13

ann

夏を感じる写真がとても切なくて綺麗。誰かを想い揺れまくる心。

2015/10/15

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