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好きなままで長く (角川文庫 き 9-31)

好きなままで長く (角川文庫 き 9-31)

好きなままで長く (角川文庫 き 9-31)

作家
銀色夏生
出版社
KADOKAWA
発売日
1997-09-01
ISBN
9784041673331
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好きなままで長く (角川文庫 き 9-31) / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

いつもとはちがう、なにか別のものにふれているような感覚。その感覚が、新鮮で心地よくて、いつまでもここにいたいという気持ちにさせられる。詩のような、散文のような、掌編のような…。なにとも、どれともつかない言葉たちが並べられている。そしてそこには、不規則な形をした絵がある。切り絵なのか、描いた絵なのかもわからないのだが、いつもの写真や絵ではないものがそこにはある。不恰好でイビツな形をしたイチゴやさくらんぼやメロンなんかが描かれているのだ。これが言葉とともに並んでいると、案外イカして見えるから不思議なのである。

2014/05/31

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆4.75 あなたは恋に憧れて / 僕はあなたの恋の詩に憧れて / 僕たちは恋の定義がよく似てた / こころは憧れで溢れてた / あなたは大人になったのか / 僕は大人になったのか / すれ違うのは なぜ / 耳をすまして きいてみた / あるのはただ / べつべつの時間 /

2021/03/31

Ikutan

銀色夏生さんの言葉に触れると心が浄化される。ポップでかわいいイラストに恋する乙女心がぴったり。「…それが私の夏休みです。でも、そんな計画をたてたあとに、あの人に出会ってしまって、その間だけあの人の姿を見られないから、今となっては、夏休みが邪魔です。」鋭い言葉もすっと心に響いてくる。「…人が気持ちを変えるのは 外からの刺激よりも 自分の内側の変化によるって言うし。」その視点も面白い。「時計が時間をこまかくきざむ … 時計を見る人の目という包丁… そうすると 明け方の4時あたりは最も寸断されていない部分か…」

2017/05/19

あつひめ

銀色さんの優しい詩、初体験。絵の柔らかさと言葉の柔らかさがマッチしていてとても安らげました。切ない時嬉しい時不安な時・・・いろんなときにそっと肩を抱くように寄り添ってくれるような1冊でした。また手に取りたいです。

2012/04/17

にゃんこ

【図書館】 前回読んだ、銀色さんの写真集でいっぺんにファンになり… 図書館で見つけた時は、小躍りしました♪ 柔らかくて、でも鋭くて。 同じ言葉なのに、銀色さんのフィルターを通すと、いろんな色を放つ言葉に変わるような気がします。 見開きの右側にそんな言葉たちが、左側には可愛らしかったりシュールだったりのイラストが描かれています。 イラストの中に、小さく書かれた言葉(右側の詩の一部)がなんだか可愛い(*^^*)

2014/09/02

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