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銀色ナイフ (角川文庫 き 9-64)

銀色ナイフ (角川文庫 き 9-64)

銀色ナイフ (角川文庫 き 9-64)

作家
銀色夏生
出版社
角川書店
発売日
2007-09-01
ISBN
9784041673669
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銀色ナイフ (角川文庫 き 9-64) / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

キラリと光る銀色ナイフは、どんなものでもバサリと切ってしまう。鋭利で、軽くて、光り輝く、そのナイフに…。切られた方は、もしかしたら切られたことすら気づかないかもしれない。あっけないくらい、アッサリと切られてしまい、大きな傷ができていることもわからないかもしれない。『銀色ナイフ』濃かったですね。銀色夏生という人の思考の塊に触れたような気がしました。作家としてのスタンス、人としての考え方、母としての解釈の仕方などなど、さまざまな顔の銀色さんを垣間見ることできて良かったです。この方も孤高の人だったのですね。

2015/10/27

優希

かなり辛辣な感じでした。細かい話が盛りだくさんなので、よくここまで言いたいことがあったなと思います。思い切っていて、まさにナイフで切っているような印象を持ちました。理屈っぽくて斜にかまえて物事を見ているなと。共感できるところもありますが、賛同できないところもしばしばありました。共感と反発の両方を感じたといったところでしょうか。価値観が独特で鋭いですが、慣れている人はこれが普通なのでしょう。個人的にはもう少しお手柔らかな方が読みやすかったと思います。

2014/09/27

不羈

彼女のエッセイ初体験。細かい話が盛りだくさん。よくこれ程言いたいこと/伝えたいことがあったもの。タイトル通り抜身のナイフのような内容。本書は著者と同様読み手を相当選ぶ。 彼女の想いには共感できるものもあるし、同意できないものもある。それは自分と同類の人と出会った感覚。だから共感も反発も両方とも覚えてしまうのだろう。

2014/04/09

団塊シニア

作者の趣味や生活感、価値観に触れることができ新鮮であったがテーマがランダムで読破するのに時間がかかった、表現者としてキラリと光る言葉はあったが真骨頂はエッセイよりも詩であることは間違いないと実感した。

2021/12/06

ゆきまど

痛快なところもあり、うーん、と考えたりする部分もあり。全部共感出来るわけではないけれど、銀色さんの考え方はけっこう、指標にしたり します。何度も読み返す本です。

2016/03/26

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