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最後のディナー (角川文庫 し 9-6)

最後のディナー (角川文庫 し 9-6)

最後のディナー (角川文庫 し 9-6)

作家
島田荘司
出版社
KADOKAWA
発売日
2002-12-01
ISBN
9784041682067
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最後のディナー (角川文庫 し 9-6) / 感想・レビュー

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がたやぴん

犬坊美里と共に歩む横浜散策的な短篇三作。1話目は近況報告。2話目は民話をモチーフにした謎解き。3話目が表題作で人情話かと思いきや事件発生。御手洗は姿を現さず、どこかのラジオ相談室みたいにファックスで相談内容を送ると電話で回答が返ってくるという展開。まさかこの後の長編もこのパターンじゃないよね。かれこれ15年以上前の作品。ポケベルを通り過ぎ、携帯、インターネットの時代に突入。アリバイトリックなどを使いずらい現代で御手洗がどのような事件と接するか今後が見もの。

2016/09/19

ヒロユキ

御手洗シリーズらしい大掛かりな謎やトリックを期待していたら肩透かしをくらうかも。表題作は石岡さんが英会話教室に通う日常描写が面白く、その教室で知り合う老人も魅力的だった。何より話のまとめかたがとても綺麗だった。

2012/11/04

まじゅ

なんと13年間も未読のまま本棚で眠っていた。龍臥亭も異邦の騎士も遠い記憶の彼方でそっち再読しとけばよかったな。ミステリ要素はあんまりないけど、島田さんのこういう人情話は好きだ。そして相変わらず石岡くんの描き方が自虐的で酷かった。それさえ無けりゃなあ....

2015/08/18

おうつき

石岡と里美の2人をメインキャラクターに据えた短編集。本格ミステリーとしては大分薄味で、御手洗シリーズの切れ味は見れないが人と人との繋がりを描いた人情話は心にくるものがあった。龍臥亭からダメ人間ぶりが露骨になってきた石岡と、そんな石岡を振り回す里美のやりとりだけで何だかほっこりしてしまう。表題作の「最後のディナー」、江戸時代の薩摩で起きた不思議な出来事の謎を追う「大根奇聞」のどちらも好み。

2019/12/09

大阪魂

島田さんの御手洗シリーズ、3つの短編集。けど御手洗さん今回も出番ほとんどあれへんかった…でも、龍臥亭に比べたら声の出演やったし、さっくり謎解決してくれてたのはやっぱ嬉しかったねー!「大根奇聞」も「最後のディナー」も最後は結構感動。大根は、ほんまにこんな事件あったんかなっておもったんやけど、ちごたんやね…にしても石岡さん、NOVAのレヴェル7のCクラスって…おまけに鬱で自虐…それでも里美ちゃん、構ってくれるんやもんねーこの先、石岡さんもっと元気になって、里美ちゃん、御手洗さんと一緒に活躍してくれるん期待!

2018/06/21

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