帝都物語 1 神霊篇 (角川文庫 緑 690-1)
帝都物語 1 神霊篇 (角川文庫 緑 690-1) / 感想・レビュー
saga
【再読】映画が切っ掛けで本書を購入。陸軍尉官であり蠱術を使う加藤を演じる嶋田久作ははまり役だったと思う。明治末期、渋沢栄一や幸田露伴、寺田寅彦など実在の人物と架空の人物・辰宮兄妹、加藤少尉などを織り交ぜ、明治時代末に帝都を軍事的にも神霊的にも完璧なものとする計画からこの物語は始まる。博覧強記の著者だが、本書では物語の説明的記述がやや長いかと思う。陰陽師、式神などという存在を知ったのも本書だったため、初読の時は夢中で読んでいた記憶があるが……
2020/12/02
ヨーイチ
本当は再読の筈。文庫刊行当時にワクワクしながら読んだ。但し途中で止したのかも?渋沢栄一が紙幣で浮上して思い出して読んでみようか、という感じ。今なら少し知識も蓄積しているはずで付いて行けるかも知れない。初っ端から歴史上の人物勢揃いでなんとまぁ豪華。Wikiの助けを借りて一気読み。
2019/04/18
らすかる
20数年ぶりの再読。帝都崩壊を企む魔人加藤。それを阻止する幸田露伴や実在の偉人たち。うん、だいぶ経ってから読んでも面白い!
2019/04/01
りさ
積読の京極さんの虚実妖怪百物語に加藤中尉が出てくるとのことだったので、予習的に読み始めたもの。字が小さかったり、言い回しが少し古かったりで、のめり込んで読むことはまだできていないけれど、面白いです。もともと陰陽師とか、好きなので。ちょこちょこよんでいきたい。しかし、表紙は映画のシーンからのものらしいのだけど、嶋田久作さんが雰囲気から何から魔人加藤すぎてやばい。
2017/01/01
たかぴ
どうしても読みたくなり古本をネットで探して購入。約35年ぶりの再読。当時よりも東京の地理や実在の人物の成したこと、近代日本の状況も分かりより楽しんで読むことが出来ました。サイキックファンタジーと近代の起こったことをリンクさせてよりこの小説の凄さが分かりました。ありがとうございました。
2021/09/04
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