帝都物語 6 不死鳥篇 (角川文庫 緑 690-6)
帝都物語 6 不死鳥篇 (角川文庫 緑 690-6) / 感想・レビュー
KAZOO
戦後になっても加藤との対決が続きます。様々な魑魅魍魎が、封印されていた地の底から現れ出てきます。また大川周明というファシストと加藤との関係も興味深いものがあります。角川源義や平岡公威(のちの三島由紀夫)が出てきます。読んでいると映像にしたらものすごいようなイメージですね。
2016/11/23
saga
【再読】副題のごとく加藤が復活する。<5魔王篇>では日本が軍国主義に突き進む2・26事件で終わり、本篇では太平洋戦争終戦の時から書き起こされているので、続けて読むと戸惑ってしまう。香港の貧民窟で復活の狼煙を上げた加藤が、再度、いや三度首都東京の壊滅に立ち上がる。寺田寅彦、幸田露伴が鬼籍に入り、代わりに若き日の三島由紀夫こと平岡公威が登場し、物語に新たな息吹が。そして病みぬいた辰宮由佳理の死。加藤の思惑どおりなのだろうが、これは彼女にとって救いだったのではないだろうか。
2021/04/17
らすかる
屍解により若返る加藤。そして二二六事件で恋人を亡くした雪子と運命の出会いをする三島由紀夫。もう、ワクワクしちゃうしかないです!
2019/04/05
たかぴ
前巻までは読んだことがあったと思うがこの巻からは初読だったと思う。戦後になり加藤保憲復活。そして角川初代社長も。ほぼほぼ一巻の登場人物は鬼籍に。ありがとうございました。
2021/09/25
てんぱい
復活した加藤から渡された物をなんの疑いもなく人へ譲るのはいかがなものか。登場人物がどこかしら抜けているのがなんともヤキモキさせられる。
2013/11/04
感想・レビューをもっと見る