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帝都物語 7 百鬼夜行篇 (角川文庫 緑 690-7)

帝都物語 7 百鬼夜行篇 (角川文庫 緑 690-7)

帝都物語 7 百鬼夜行篇 (角川文庫 緑 690-7)

作家
荒俣宏
出版社
KADOKAWA
発売日
1987-11-01
ISBN
9784041690079
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帝都物語 7 百鬼夜行篇 (角川文庫 緑 690-7) / 感想・レビュー

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KAZOO

この第7巻は60年代安保の頃からの話があり、石橋湛山や岸信介などが出てきて私の年代にとっては、なつかしい感じがしました。平岡公威(三島由紀夫)が結構役割を果たしているような感じですね。また外人を含んでの闇の世界の対決が楽しめます。昔読んだことをすっかり忘れてしまっています。

2016/11/24

saga

【再読】1960年代、安保闘争の時代を描く。大蔵省官吏・平岡は作家・三島由紀夫としての地位を確立するも、文壇とは一線を画して国粋主義へと傾倒。そこに魔人・加藤がつけ込む。極左側には邪眼を持つドルジェフが合流し、東京破壊に手を貸す。既に終戦直後から地下の魑魅魍魎は地上に這い出し、加藤が放った式神ともども人間どもを無差別に攻撃しているのだが……平将門を護る目方恵子が将門の眠りを妨げるドルジェフに死を決して挑むのを黙認する加藤は、この物語の単なる悪役ではなくダークヒーローである。

2021/05/06

ヨーイチ

三島由紀夫の出番が多い。三島事件がスキャンダラスだっただけに出版当時は大丈夫だったのだろうか。美輪明宏風も出てくるし。十数年しか経っていないのだ。現代だったらアウトかもしれない。あと臆面も無く角川親子が活躍するのも「出版社にヨイショしているww」って感じで反発したのを覚えている。本編の白眉は最強の敵に立ち向かうヒロイン・恵子の悲壮美とグロテスクな描写。こちらもミーハーモードに切り替えてニタニタしながら読み進めた。南方熊楠本を下敷きにして「効き目のありそうな物を総動員」は考えてみれば笑える。続く

2019/05/05

らすかる

物語は大正から昭和30年代へ。新たな超能力者ドルジェフが現れる。加藤~~魔人なんだから女性に任せないで自分で闘いなさいよ ٩(๑`^´๑)۶ 奥さんに甘えすぎ!

2019/04/06

たかぴ

安保闘争。三島由紀夫。ドルジェフはきっと人間なのに一番妖怪に見える。加藤は今回静観の立場なのか。日本人として個人個人が悩む時代を融合しているSFでした。ありがとうございました。

2021/10/03

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