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帝都物語 12 大東亜篇 (角川文庫 あ 10-17)

帝都物語 12 大東亜篇 (角川文庫 あ 10-17)

帝都物語 12 大東亜篇 (角川文庫 あ 10-17)

作家
荒俣宏
出版社
KADOKAWA
発売日
1989-07-01
ISBN
9784041690178
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帝都物語 12 大東亜篇 (角川文庫 あ 10-17) / 感想・レビュー

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saga

【再読】著者が書きたかった満洲。地下大防空壕建設中に現れた鬼。本編の東京地下鉄道工事での鬼との攻防の再燃だ。魔人・加藤は、時に中国反乱軍の頭領、時に皇帝溥儀に取り入る商人に姿を変えて暗躍するが、本編に比べスケールが小さくなった感じ。また、恵子が関東軍に捕らわれた際の加藤の行動は、まさにこの物語の主人公ではないか! 結末はソ連侵攻で玉砕を覚悟する関東軍・山中少佐の電報で終わる。いささか竜頭蛇尾の感は否めない。

2022/09/18

らすかる

帝都物語番外編の満州編。前巻に引き続き甘粕正彦が暗躍してます。何だか恵子さんと加藤がいい雰囲気! ちゃんと夫婦している気がしました。若い頃に読んだときは、そうゆう雰囲気ってわからなかったな。うん、新たな発見(*^^*)

2019/04/08

カマー

満州が舞台の番外編 もはや帝都東京はおろか日本すら関係ない 黒田重丸が主人公なのだがこの人本編でも地味な印象 今作を読んでも主役なのに地味に感じる そう考えると主人公格がそろってた龍動編がいかに傑作かわかる むしろ甘粕や加藤のほうが生き生きと描かれていて好印象 一応内容としては新京の地下に巣食う化け物と戦う話しなのだが主役があれなのでラストまで倒せない感がすごく出ている 

2015/05/31

可兒

ある意味、加藤が一番人間らしさを出している巻だと思う

2012/12/29

akiu

昭和二十年夏、ソ連侵攻直前の旧満州の帝都・新京が舞台。映画で本物の「鬼」を撮ろうとする甘粕の狂気とか、面白かったです。最後に大破壊でみんな死んじゃった、みたいな話の適当っぷりも潔し。あと、死者の魂が戻らずに身体だけ蘇ってしまったという「虚亡子」のくだりが一番興奮した。キョンシー!

2010/03/29

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