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棟居刑事 悪の山 (角川文庫 も 3-45)

棟居刑事 悪の山 (角川文庫 も 3-45)

棟居刑事 悪の山 (角川文庫 も 3-45)

作家
森村誠一
出版社
KADOKAWA
発売日
1999-04-22
ISBN
9784041753477
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棟居刑事 悪の山 (角川文庫 も 3-45) / 感想・レビュー

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達ちゃん

棟居シリーズ3作目。山を舞台にいくつかの事件が複雑に絡み合う山岳ミステリー。少しずつですが真相に近づいていく過程、今回も楽しめました。

2020/05/03

つちのこ

この作品に登場するのは冬の北鎌尾根。かの有名な松濤明『風雪のビヴァーク』の舞台になった岩稜だが、実際に登ったことがないだろう(?)著者の悲しさか、描写力に欠ける。私はずっと以前に登ってみたが、事件の発端となる遭難現場がどのあたりなのか、ということを想像することができないディテールでは面白さも半減してしまった。そして、事件の動機となる山小屋の売上金強奪であるが、これも森村作品に多いストーリー。『雲海の鯱』や『高燥の墳墓』でも同様。余程好きなのか、繰り返し同じテーマで書かれると食傷気味だ。(2001.11記)

2001/11/25

yamakujira

6年前、北鎌尾根で登山者の凍死体が発見された。5年前、三俣蓮華山荘の管理人が売上金とともに失踪した。そして今年、工事現場で管理人の白骨死体が発見された。東京では、その山荘で働いたことのある登山家が殺された。時を経てつながる事件の真相とは。山の匂いがたっぷりで、複層的な展開がおもしろいミステリーだけれど、最後の犯人は想像できなかった。プロローグが手がかりだったのかぁ。現実にも殺人事件や窃盗事件が山で発生しているから、山男に悪人はいないなんて幻想だというのは頷けるものの、すごいタイトルだね。 (★★★☆☆)

2015/08/09

wankousan

森村さんならではの登山での殺人事件で面白かった。山を愛する人も善人ばかりではないと彼の淋しい思いが伝わったような話だった。

2018/03/27

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