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新幹線殺人事件 (角川文庫 も 3-4)

新幹線殺人事件 (角川文庫 も 3-4)

新幹線殺人事件 (角川文庫 も 3-4)

作家
森村誠一
出版社
角川グループパブリッシング
発売日
2008-05-24
ISBN
9784041753804
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新幹線殺人事件 (角川文庫 も 3-4) / 感想・レビュー

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ヨーコ・オクダ

ひかりの車内で起きた殺人事件。森村センセは、単純な時刻表のパズルでは終わらせない!万博のイベントプロデューサーの座を狙う東西2大芸能事務所の女社長・紀久子と明美。両社の番頭的マネージャー・冬本と山口の彼女たちに寄せる想い、実際の関係は?スターになりたい、成功したいと願う所属タレントたちはご褒美につられ、危ない橋も平気で渡ってしまう…。完璧なアリバイに守られたように見える犯人。いっぺん悪事に手を染めたら、ずっと汚れた道を行くしかないんだわね。個人的には、冬本のキャラ設定とラストの締め方がエエ感じに思う。

2019/09/14

ちばと~る

東海道新幹線開通直後で大阪万博のころだから昭和40年ごろが舞台の芸能界ミステリ。レトロだねぇ。半分くらいでアリバイ崩れますが〜その後の二転三転!!お見事!!面白い!!ホテルオークラ。パーティで行ったことあるけどエレベータの謎にわ気づかなかった〜wさすが元ホテルマンの森村先生。勉強になりました!!

2013/07/19

もも

後から発車した新幹線の中にいた人物が先に発車した新幹線の中にいた人物を殺す?。アリバイトリックが何段階にも分かれていました。その他にも解決までは一山も二山も。華やかな世界の裏側が本当にこんなんだとは思いたくないなー。

2020/03/29

らむし

まさに昭和のミステリーって感じ。著者はホテルマン時代の経験をこの本の執筆に活かした感じがある。

2023/09/16

はんく

社会派の作者の何百冊と書かれた作品の中でも十指に満たない貴重な本格ミステリの1つが本作品。執筆当時、最先端の乗り物だった新幹線車内が殺人の舞台になったという意味で話題作になったであろうことは想像に難くない。内容としては芸能界の複雑な人間関係を背景にした複数の殺人と各々のアリバイが捜査員の前に厚い壁として立ちはだかるだけでなく一捻りの効いたものになっている。一方で舞台となる芸能界とタレントについては徹頭徹尾、愚弄、罵倒に近い言葉を連ねていてかなり手厳しいが今となっては本質を見抜いたものだったのかも知れない。

2024/02/08

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