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とれたての短歌です (角川文庫 た 19-1)

とれたての短歌です (角川文庫 た 19-1)

とれたての短歌です (角川文庫 た 19-1)

作家
俵万智
浅井慎平
出版社
KADOKAWA
発売日
1989-05-01
ISBN
9784041754016
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とれたての短歌です (角川文庫 た 19-1) / 感想・レビュー

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ちはや@灯れ松明の火

孤独のコの字、一人のヒの字、漢字だと一文字きりの色づく想いをときほぐしたら、ふとかなしくなる。会いたいな、と思う。重ならないスケジュール、電話越しの声、通話が切れる音が耳に響いて、もっとさびしくなった。ただ甘くてふんわりした気持ちだけではいられない。二週間先の約束がうれしくて待ち遠しくても、たったコーヒーふた口ぶんの待ちぼうけで震えそうになる心。店を出て別れたら、交わしたことばも夜にとけて、きっとくるしくなるんだろう。それでも、あなたの二歩をわたしは三歩で追いかける。六歩ごと、となりに並べるアンダンテ。

2014/02/14

kiisuke

こんなに短い言葉なのに、私の知っているいろんな場面やいろんな気持ちが次々に浮かんで揺さぶられるのはどうしてだろう。こんなふうに思いを言葉にできたらなんて素敵だろう!短歌、いいなぁ。こっそりつくってみたくなりました(笑)瑞々しい写真が言葉と溶けてやさしく印象に残る一冊。

2016/05/16

井月 奎(いづき けい)

和歌や短歌と言うのは祈りや願いの表現から始まり、気持ちや思いの発露につながっていくのでしょう。思いの発露、これは女性が仮名でつくるときに、その芸術形態の素晴らしさがはっきりします。それを気付かせてくれたのが俵万智で、彼女の創作は短歌に新しい息吹を感じさせました。本質を変えることなく、今の気持ちを今の言葉で表現して、すうっと読み進んでしまうくらいに洗練された音と拍子は、嬉しい、悲しい、切ない、楽しい気持ちがかくれんぼしていて淡い味わいの風味は絶品。何度も何度も口にのせて声に出して読むべき歌の数々です。

2016/05/12

背番号10@せばてん。

読了日不明(1989年のはず)。 ─── まっさきに気がついている君からの、手紙いちばん最後にあける。

1989/11/05

fuura

御存じ俵万智さんの短歌集 いいですねえ。今読んでもとても新鮮です三十年も前に読まれた恋愛歌とはとても思えません。 それにしてもみずみずしい感性。どんなアンテナ持っているんでしょうね俵万智さん アンテナの構造を調べてみたいものです 若い女の子なら、いやいや昔若かった女子でさえ 今読んでもおそらく胸がときめく歌がポコポコ出てくるはずです。時折読み返してみると、言霊のシャワーを全身に浴びることができもうフラフラになること請け合いです ああ・・・恋がしたいと(笑)

2017/04/17

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