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旬のスケッチブック (角川文庫 た 19-3)

旬のスケッチブック (角川文庫 た 19-3)

旬のスケッチブック (角川文庫 た 19-3)

作家
俵万智
出版社
KADOKAWA
発売日
1993-01-01
ISBN
9784041754030
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旬のスケッチブック (角川文庫 た 19-3) / 感想・レビュー

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ひろちゃん

エッセイ。言葉で『旬のスケッチ』をしてみたという表現が好きです。キャベツや菜の花、チョコレートやケーキまで様々なものがスケッチをされていたんですけど、旬の句と合わせてゆっくり季節を味わっている感じが良かったです。料理ということで俵万智さんのお母さんの解説つき。余裕がなくなった時にゆっくり味わって読みたい本です。

2015/10/21

双海(ふたみ)

福井県ご出身の万智さんおすすめの「越前おろしそば」が食べたいです。ざるそばの薬味に、たっぷりの大根おろしが添えられているそうです。おいしそう!    「菜の花の黄溢れたりゆふぐれの素焼の壺に処女のからだに」という水原紫苑さんの歌が引用された文章もいいですね。

2014/05/25

ヴェネツィア

それぞれの月々の旬の食べ物をめぐるエッセイ。もっとも、12月のようにクリスマスケーキのようなものもあるから、あくまでも短歌的な感性で選ばれているのだろう。篇中の短歌は概ねわかりやすいものだし、お母さんのコメントを含めて軽快なタッチ。万智さんは、12月31日の生まれらしく、お誕生日にはいつも年越しそばを食べて(食べさせられて?)いたというのは、微笑ましくもおかしい。

2012/05/02

toshi

俵万智のどこが好きかって、実は「顔」なんです(笑)。「サラダ記念日」がブームの頃、短歌には全く興味が無いのに彼女の写真見てすぐに買いました。でも当時付き合ってた彼女は、ひとこと「ブス」(笑)。私の感覚は普通とはズレてるのかな?私にはど真ん中なんだけどな。と言うことで彼女を通じて短歌を読むようになったんだけど、どうも良く分からない。物理学の解説書のように直球勝負で、時には数式を駆使して分かり易く書いてあるようなものが好きなのに、短歌はひとつの単語の意味を裏まで読んだりで、じっくり読んでもイマイチ。(→続く)

2019/01/09

ゐわむらなつき

食べることは生きること。俵さんが切り取った、その時期ならではの旬のものたちはどれも活き活きしている。四季の移ろいにここまで敏感ではなかったなぁ。月ごとの旬のものを一つだけしか挙げられないのが惜しいが、俵さんが厳選した一つの素材が濃厚に詰まっているので割と満たされた思いだ。それぞれにまつわる短歌の紹介と解説も良かったが、母のひとこともなかなか素敵だった。今度スーパーの陳列棚をじっくり見てみよう。

2015/09/17

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