道草食う記 (角川文庫 は 9-14)
道草食う記 (角川文庫 は 9-14) / 感想・レビュー
美登利
一番売れていた頃の日記風エッセイ。これを読むと月に連載40数本抱えていて、劇団の原作も書いていて精神的にも肉体的にも疲労し過ぎて、病気になって行ったんだなとしみじみわかる本です。私が原田宗典さんの作品に出会ったときは、既に躁鬱病に掛かっていたのを中村うさぎさんとの対談本で知り、気になって読んだのが始まりでした。病気を期にほとんど執筆活動もされてないんだ、私はずっと昔のエッセイや小説を読んできたのだと今になって思い知り、とても感慨深い作品です。群さんとの対談本の話が出てきますが探してもないので残念。
2013/09/22
カンパネルラ
久し振りのエッセイは1993年から2年くらいの間の日記。作者のある意味での転機が読み取れる。躁鬱病と身近な人間の死と、そして死を垣間見た交通事故で、作者が大きく変わっていく。仕方ないかもしれないが寂しい。いい小説を期待するしかないだろう
2005/06/23
siorinn
ただのエッセイかと思ったら作家の鬱闘病記録でもあったりする。楽しいエッセイを書く氏の裏側を垣間見ることができる。ご本人の描いた自他像、今では「相棒」の捜1トリオで有名になった大谷亮介、映画でひっぱりだこの余貴美子などの若かりし頃の話もあり興味深い。
2012/02/25
半角
お風呂で読みました。 駄目な自分とどうにか折り合いつけながら、売れっ子作家さんとして頑張る姿に親しみを感じました。がんばれ、原田さん。
2014/08/09
天城春香
躁期ですね。書きまくってる。
2011/11/08
感想・レビューをもっと見る