永遠のタージ (角川文庫 し 11-14)
永遠のタージ (角川文庫 し 11-14) / 感想・レビュー
花実
インド旅行へ行く人にこの本を「絶対お勧め!」と言ったはいいが、内容のほとんどを忘れていたので、再読。初めて読んだ時は、タージ・マハル建設の理由に感動し、面白いと思ったが、再読した今回は、ムガール帝国の親から子への権力移譲の愛憎の歴史が、非常にわかりやすく理解できて、作者の力量に感服した。240ページというコンパクトさで、小説として面白く読め、その上、手軽にムガール帝国通になったような錯覚を覚える。読んだ後もやっぱり、インド旅行に行く人に絶対お勧め。でも、絶版らしい。残念。
2015/01/20
chris the bookwalker
いつか行ってみたい、と思っているタージマハル。が、ムガル帝国皇帝シャー・ジャハーンが愛妃のために建てた霊廟、以外のことを知らない。本書は、その背景が描かれた小説。兄弟間の流血の歴史が哀しい。インド人にとっては、迷惑きわまりない。
2016/03/16
H2A
珍しくインド・イスラムを舞台にした歴史小説。さくさく読めて、ムガル帝国に興味が持てる。アウラングゼーブ帝時代に領土拡張の頂点を極めた後、帝国は衰退に向かう。
小葉
タージ・マハルを見てみたい。ムガール帝国史って感じ。跡継ぎ争いはどこでもドロドロ。
2008/08/17
陶符
GW再読記録①
2015/04/29
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