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サヨナラおもちゃ箱 (角川文庫 た 26-2)

サヨナラおもちゃ箱 (角川文庫 た 26-2)

サヨナラおもちゃ箱 (角川文庫 た 26-2)

作家
谷山浩子
出版社
KADOKAWA
発売日
1992-12-01
ISBN
9784041819029
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サヨナラおもちゃ箱 (角川文庫 た 26-2) / 感想・レビュー

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のせ*まり

初めて買ってもらったCDは谷山浩子だった。この本のダークファンタジーな世界観は彼女の作り出す歌にも共通している。主人公りりこみたいな女の子、今もたくさんいる気がする。そんな彼女の大切なものを見つける旅を谷山さんがとても、楽しみながら書いているのが伝わってくる。よく子供の頃こんなこと考えてたなぁ~世界を折り畳んじゃうとか、、、。クレヨン王国や赤川次郎の夢から醒めた夢が好きな人ははまると思う。個人的にはもう少し幻想的な雰囲気が欲しかった。彼女の『少年 卵』が傑作だっただけに。舞台化したら楽しそうな作品。

2017/04/20

マク

行く先々で自分の持っているぬいぐるみ達とやり取りを経て彼を助けに行くというちょっとトイストーリーを彷彿させる内容。 谷山さんらしい世界観でメルヘンなんだけど、ちょっぴりホラーでちょっぴり切ない。

2014/11/20

片瀬

リリコとタコは新婚さん。新居に引っ越してから7日目、リリコのたくさんのおもちゃをタコがうっとうしがり、ふたりはケンカをしてしまいます。真夜中、夫の不在に気付いたリリコ。行き先はどうやら人間の国ではないようです。おもちゃの国では、もうハチャメチャ。竹取の翁が竹を乱伐したり、方角が常に変わって目的地に行けなかったり、裁判で猫の血を吸う蚤の無実を訴えたり……。浩子さんの本を読むと、寝ぼけ眼をこすりながら夢での出来事を考えているときのような気持ちになります。おもちゃとの決別はそう易くない、可愛いようで切ない本。

2016/03/20

訃報

詞はあんなに素敵なのに、小説になると普通の文章になってしまうのか。やはり別物なのだな。

2014/10/26

ユキタ

もう絶版になっていたのを古書店で見つけて購入したら、当時の角川文庫のチラシまで挟まれてて、本そのものが忘れてきたおもちゃ箱みたいな1冊だった。夫とはいえ、他人と暮らし始めることに強い違和感を覚えるリリコの心の冒険。小学生の頃に読んだけど、これ、大人向けの絵のない絵本ですね。今読んだ方が沁みる。

2022/02/19

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