居酒屋大全 (角川文庫 お 14-1)
居酒屋大全 (角川文庫 お 14-1) / 感想・レビュー
緋莢
〝良い酒”、〝良い肴”、〝良い雰囲気”の三拍子そろった居酒屋。親しい仲間と、彼女と、仕事の疲れを発散したい時、そんな居酒屋があると嬉しい。居酒屋との正しいつきあい方、正しい料理、名店のみつけ方から、東京、大阪、みちのくの居酒屋紹介まで居酒屋が三倍楽しくなる本。
2017/07/09
びぜんや
超久々に再読。これが刊行されたのがバブル真っ盛りの平成2年。さらに著者の指向は戦前戦後の映画のような世界、ということで今から見れば時代外れな感じは否めませんが、「あやしい探検隊」のメンバーらしい小粋で軽妙な筆致、そして生きのいい対談形式でリズムよく楽しませてくれます。居酒屋批評に漂う昭和のオッサンらしい偏屈さもこの本にとってはいいフレイバー。硬軟取り混ぜた酒の蘊蓄、さまざまな居酒屋の表情は興味をそそられるもので、「大全」のタイトルに偽りはありません。★★★☆☆+
2023/11/07
ペキンパー
太田和彦『居酒屋大全』時々読み返す名著。小学館文庫の完全版も持っているけど、読み返すのはこの何故か角川文庫版。これを読まなかったら日本酒をこれ程好きにならなかったし、太田和彦さんの一連の著作を読む事も無かった。ひいては今懇意にさせて貰っているお店にも出会え無かった事になる。一冊の本がもたらす縁というのもあるんだねえ。
2013/05/28
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