おいしいママット: 北極の食卓 (角川文庫 さ 20-1)
おいしいママット: 北極の食卓 (角川文庫 さ 20-1) / 感想・レビュー
ジュースの素
辺境写真師の佐藤秀明の北極圏の主に食べ物のはなし。彼の本は大体読んでいるが 非常に文章が上手い。説得力がある。イヌイットの人々の話だが、欧米から現代生活のノウハウを持ち込まれた時点で 彼らはアル中になったり自殺が増えたりしている。命がけで海からアザラシなどを捕獲し、生の肉や腸の中身を食べる。そして血で肉や臓物を煮る。筆者も暮らしを共にする以上、頑張って同じものを食べるが日本から醤油やワサビを持参し 何とか凌いだ。これを読むのはもう何度目かだが たまに読むとピリッとしていい。ママットとは美味しいの意味。
2018/02/03
hikarunoir
アザラシ鍋は強烈だ。
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