ネコの手も借りたい (角川文庫 さ 21-3)
ネコの手も借りたい (角川文庫 さ 21-3) / 感想・レビュー
kaoriction@感想は気まぐれに
十代の頃から何十年も手元にある本。久しぶりに読み返し、なぜ彼女の言葉に惹かれるのかがわかった。「孤独と闘っている人がユキは好きなんだ」「帰りの坂道をテクテクと登りながら、「あっ」と思って、ふっと空を見あげて、あまりの広さに心が救われるという、敏感で寂しい気持ちに悩まされていました」同じ方向を向いている。似たような感性なんだ。この本を手にすれば、そこには私がいるような。「たくさん泣いてはみたけれど、最後はやっぱりありがとう。」「真実であっても、嘘であっても、あなたでありさえ、すればいい。」これがいまの、私。
2012/07/12
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
【大学在学中の4年間で、卒業後に進みたい業界に関係ある本を1000冊読みなさい、と言われたので挑戦した記録】 #060
1994/12/31
感想・レビューをもっと見る