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初体験物語 (角川文庫 ひ 8-7)

初体験物語 (角川文庫 ひ 8-7)

初体験物語 (角川文庫 ひ 8-7)

作家
姫野カオルコ
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-11-01
ISBN
9784041835074
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初体験物語 (角川文庫 ひ 8-7) / 感想・レビュー

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よしよしニャンコ

おもしろかった。すべて「初めて◯◯したのは」から始まるエッセイ集。著者のものすごい記憶力に脱帽だ。人の悪口を捲し立てるときだけ英会話力が格段にアップする話を読んで、英会話のコツはこういうところにあるのかと感心したり、著者の語る持論に「なるほど」と納得させられたり。著者とこの本の前提情報をまったく知らない状態で読み始め、読んでいるうちに、どうやら執筆された時代背景が古く、更には著者が私の親と同年代であるらしいことに気づき、親世代の若かりし頃のあれやこれやの独白を聞いているようで、おもはゆい気持ちに。

2022/03/23

coco

この人はとってもクレバーで、洗練されていて、フラットなイメージ。彼女は海外へ旅に出たら美容院と映画館に行くらしい。おもしろ!でも確かに、日本とのサービスの違いを感じるのは楽しいかも。私はスーパーとかコンビニ的な所に行くのが好き。日常にちょっと触れたい。

2015/08/11

ゆっこ

期待どおりの痛快で賢明な文章の数々、大満足です。小説を書く人間の、物を見る角度というのは誠に鋭い。特に彼女の作品においては抜きん出ているなと、私の浅い読者生活のなかでも、ひと際興味を惹かれたものだった。今回はじめて姫野カオルコ氏のエッセイを手にとったが良い選択だった。やはり魅力的な女性でした。

2015/12/23

DK

タイトルの通り、作家・姫野カオルコが初めて見た、聞いた、やった、食べた、行った、などの初体験のエピソードがわんわわんさと描かれる。これだけの初めてを思い出せるだけでも感心するのだが、それがいちいち面白いのがさすがである。本人はもっともらしく堂々と主張しているんだけど、それを聞いているこっちは、おいおい、それは違うよ、と心でツッコミを入れながら微笑を湛えいてるのである。さくさく読めるのに不思議と印象に残る何とも癖のある味。エッセィが面白い人って小説は絶対面白いよね。

2011/09/06

ウメ

今の日本では、大人が子供を絶対王政時の王のように奉っている。その間に大人は子供の頭になり、子供は大人の頭になり、両者の差がほとんどなくなってしまった。全てがそうだとは言わないが、この危惧は的確。

2007/01/18

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