平凡王 (角川文庫 た 30-4)
平凡王 (角川文庫 た 30-4) / 感想・レビュー
メタボン
☆☆☆ その名の通り平凡なエッセイ集。テレビに関する言及や昭和の終わりの空気感の描写は、なかなか鋭いと感じた。高橋源一郎はやはり、文学や文章について語らせた方が面白い。
2020/08/14
ばー
げんちゃんの若い頃のエッセイというかコラムだなあこれ。世の中のことについてあれこれ思うことを書いています。この頃から、今と通じるようなことをげんちゃんは書いています。反原発周辺とか。ともかく、対象を相対化して、なんでもかんでも「本当にそれで正しいの?」、「こういう考えもできるよ」と分かりやすい方に持っていくやり方は昔から健在。しかし今回は、我々に身近なものを相対化しているので、なんだか逆に深淵になっていて、パラドックスが起こっていて、そういうのもやはり健在で、なんだかやっぱりげんちゃんでとっても楽しい。
2012/09/22
☆☆☆☆☆☆☆
昭和の末ごろに書かれた高橋源一郎のエッセイ。ベルリンの壁崩壊や天安門事件が起きたり、テレビがまだパワーを持っていたり、いろいろ時代を感じて面白い。そして、やはり野球のことを書いたものが一番感動的。
2015/09/20
kodamatsukimi
由緒正しき庶民しせんの文章芸 平凡ってなんだったっけ
2013/03/09
笠井康平
本調子じゃない感じ。昭和の終わりが途中でやってくる。
2012/04/06
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