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見仏記 (角川文庫 い 28-2)

見仏記 (角川文庫 い 28-2)

見仏記 (角川文庫 い 28-2)

作家
いとうせいこう
みうらじゅん
出版社
KADOKAWA
発売日
1997-06-20
ISBN
9784041846025
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見仏記 (角川文庫 い 28-2) / 感想・レビュー

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優希

仏像を見ることを「見仏」というんですね、ふむふむ。仏像に魅せられたみうらじゅんさんといとうせいこうさん、2人の仏友が津々浦々仏像をゆるく見てまわっています。珍道中と独自の視点で仏像を見仏している様子がおかしいですね。特別に知識を持っているわけではないからこそ、純粋に仏像を楽しめるのだと思います。だって恋心を抱くくらいですから。ちょっと変わりつつ、充実した見仏の旅、今後も注目したいと思います。

2018/04/17

chantal(シャンタール)

いや〜面白かった!「いい仏(ブツ)がいる」というみうらさんの言葉に導かれ「仏友」の見仏道中が始まる。二人のバカバカしい会話の中にも溢れるみうらさんの仏像愛や、いとうさんの様々な分析。観光とお寺の在り方に関する分析とか、とても興味深かった。言ってることややってる事ははちゃめちゃなんだけど、みうらさんの仏像に対する知識は確かなものがあり、仏教に関する歴史等も二人はしっかりと抑えている。だからこそただの「観光エッセイ」では終わらない。私ももっと勉強しよう。このシリーズ7巻まであるので、この後もおいかけなきゃ!

2018/12/21

ちゃとら

いとうせいこうさんの本は初めて。みうらじゅんさんと2人で仏を見る旅に出る。勝軍地蔵をみて突然怒り出すみうらさん。仏は戦争をしていいなんて言わない💢と。納得して読み進めると、吉祥天を銀座のバーのママと比較してみたり、エロスの会話満載で破茶滅茶な2人の掛け合い。楽しく読めたが、ここまで本に書いて良いんだ⁈😅💦と思いました。

2019/03/31

kishikan

世の仏像ファン、フリーク、オタクも、それ以外の皆さんも、仏像に少しでも関心のある方は是非この本を読むべし。なにせ見物ならぬ見仏なのですから。結構知らない(僕にとって)お寺満載なので、PCの前で読むことをお勧め!でも、いやぁ・・こういう仏像の見方があったのか、と目から鱗。要は理屈じゃなくて感じ方、五感をフル動員し、そこから想いを過去から永遠の時空間に馳せることが大事なのですね。お二人の行動や仏像に対する想いも好きだけど、いとうさんの文章が最高!それにしても、みうらさんの子どもの頃からの仏像好きには参った。

2012/05/02

pdango

★★★☆☆奈良、京都、東北、九州それぞれの仏教の伝わりかたと絡まりつつ仏像の個性が語られる。なかなか興味深い。

2020/02/09

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