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見仏記 2 仏友篇 (角川文庫 い 28-3)

見仏記 2 仏友篇 (角川文庫 い 28-3)

見仏記 2 仏友篇 (角川文庫 い 28-3)

作家
いとうせいこう
みうらじゅん
出版社
KADOKAWA
発売日
1999-01-22
ISBN
9784041846032
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見仏記 2 仏友篇 (角川文庫 い 28-3) / 感想・レビュー

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優希

密かに再開された見仏の旅。オヘンローラーになったかと思えば親鸞に想いを馳せて。その行動は仏像だけに目が向かず、様々な好奇心を見せてくれます。男子2人の仏友同士、怪しい関係に見えなくもないけれど、お互いの奇妙な友情と絆を味わいながら今日もまた見仏の旅を続けるのですね。行動範囲も広がり、充実してきた様子を伺わせてくれます。

2018/04/19

chantal(シャンタール)

今やすっかり「仏友」となった二人の珍道中。今回は佐渡にまで足を延ばしてる!日本全国、色んな所に色んな仏様がいるのねと、このうちのいくつを私は拝められるのだろうかと、頭がクラクラしてくる。二人の掛け合いの爆笑度も前回よりパワーアップしており、とても楽しめる。そして、「信仰の対象としてあるべき場所に安置」すべきなのか、「文化財として相応の保護」すべきなのかと言う問題は確かにとても悩ましい。本来一緒にいるべきの脇侍と離され、独り寂しく暗い収蔵庫に入れられている仏様はちょっと可哀想だし、拝観するのも大変だし😅

2019/01/22

nyaoko

開いた途端に現れる、アルカイックスマイルウルトラマンに吹きました。なるほど。鉄人28号やウルトラマンやゴジラなど、日本人が巨大生物に憧れるルーツはここからなのか。竹林寺の迫力ある仁王像、仁和寺の仁王像、どちらも睨まれてみたい。仏像の、時代別特色、これ、何回も読んで、実物を何体も見ないときっとわかんないだろうなぁ。『形あるものは滅びる。たとえ、それが仏の姿をしていても。』深いです。

2019/06/23

ちゃとら

つまみ読みで積んでいた本。男2人旅はホモに間違われるのではないかと気にする、いとうさん。姉川の合戦や賤ヶ岳の戦いなど信者達は土に埋めたり川に流したりして仏像を守ったとか。四国は収蔵庫に安置されている秘仏が多い。真面目な話の後は、腕の欠損をマジンガーZに例えたり、ソフィアローレン似だと言ったり2人の会話は無法地帯。以前、京都博物館の音声ガイドがこの2人だったのを思い出し、あのテープ販売して欲しいと思った。自分にパワーが無いと負けてしまいそうな本でした。

2022/05/02

kumicom

32年後ではなく、前巻から比較的すぐの再開だったのですね。その32年っていう長さと弥勒菩薩の56億7千万年後っていう年月を同等に語るお二人がツボでした。「それじゃ明日死んでくれるかなー?」「死すともー!」には脱力(笑)。疲れた時に読むと、なんだか元気が湧いてくる気がします。仏像のご加護かしら?そう言えば、先月だったか、BSをつけたら偶然にもお二人が見仏しているシーンを見かけて「おお!これは!」って思わず感動。動画の方がますます面白そう。いい年して「探検ぼくのまち」のような見仏道中をするのもにやりポイント。

2015/04/03

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