ステーシー: 少女ゾンビ再殺談 (角川ホラー文庫 74-1)
ステーシー: 少女ゾンビ再殺談 (角川ホラー文庫 74-1) / 感想・レビュー
吉野ヶ里
なんじゃこりゃ。やっぱすげえわ。という印象。マユミを殺すところが一番やばいな、と感じた。猫に例えるとすげえエグイですね。なんつーか、頭に光景が浮かぶ。ノイローゼのやつはすげーこと書くなー。はい。
2014/11/16
キー
15歳から17歳の少女が、ゾンビ(ステーシー)化してしまう世界を描いた、筋肉少女隊のヴォーカリスト大槻ケンヂの小説。 1997年作品。 設定が設定のため、愛する女性がゾンビ化して悲しみにくれる男達、ゾンビ化した少女達を日々解体することに苦悩する男達が登場しますが、それがかなり鬱陶しい。 どうせなら、もっと、ド変態な方向性でも良かったような気もしますけど、そうならないのが、大槻ケンヂという人なんでしょうね。
2021/12/20
吉野ヶ里
再読。序章の渋さんと詠子の話が好き。なんというか、昔は感じなかった嫌な気分でになって、不快感みたいな、悲しみみたいな、感受性って変化するのだね、と思った。内容自体はそこまで好きではないけれど、設定は天才的だよね。殺す側と殺される側だけれど、殺される側はいつも幸福で、殺す側は不幸になる。殺される側は許す側で、殺す側は許されない苦しみの中で生きる。モモがしゃべりだしたところから雑が混じったな。中島らもの良い小説を読んだばっかりだから感想が厳しめかも。口述筆記で文章を書けるのってすごいよね。
2019/10/29
読み人知らず
グロいのにグロくない。エッチでないのにエッチである。
2012/12/05
きゅーま
15歳から17歳までの少女が突然原因不明の死を遂げ、人を襲う屍体「ステーシー」となって甦る世界。甦った少女たちは再殺部隊か恋人か兄によって165以上の肉片に切り刻み殺し直さなければならなかった。すさまじいセンスと鬼気迫る文体で綴られる、吐き気をもよおすような世紀末っぷりにほんのり切ないアイロニー。胃のあたりが重い感じの読後感ですが、なかなか衝撃的なおはなしでした。ニアデスハピネス。私も死ぬときには笑顔で。
2012/06/22
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