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ロコ! 思うままに (角川文庫)

ロコ! 思うままに (角川文庫)

ロコ! 思うままに (角川文庫)

作家
大槻ケンヂ
出版社
KADOKAWA
発売日
2010-02-25
ISBN
9784041847206
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ロコ! 思うままに (角川文庫) / 感想・レビュー

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優希

いつしか筋肉少女帯というより作家として見るようになったオーケン。本を読むのは初めてです。内容がロックですよね。ヒリヒリする火傷したような痛みが体を突き刺しながらも、あたたかさを感じます。光と闇、生と死が混じって作り上げる世界は混沌としながらも楽しく読めました。ホラーやサブカル、ダークさやディープさといった様々な色彩が混じっていたからでしょう。内容が充実していてお腹いっぱいになりました。

2015/11/24

『よ♪』

捻じれて真っ直ぐに屈折した心が美しい──クセの強い短編集は地味ながら秀作揃い。軟禁された少年の外への憧れと恐れ、一人の少女との出会いと外へ踏み出す決心──"ロコ!思うままに"ほか奇妙な幻想譚三編の第一章。十八歳で夏でバカだった──"ロッキン・ホース・バレリーナ"と全く同じ始まりに全く違う結末──"ドクター・マーチン・レッド・ブーツ"、シュールで怖すぎ──"キテーちゃん"など胸糞怪奇・恐怖譚五編の第二章。表題作と同テーマの"ロコ!もう一度思うままに"など希望に溢れた二編の第三章。オーケン好きにお薦めの一冊♪

2021/07/27

マク

オーケンは相変わらずな文章を書くな〜。 短編は初めて読んだけど、歌やエッセイと世界観は同じ。これだけ読めば斬新なんだけど、実はほぼ使い回し。 それでも、音楽をメインにした話やSFは良い感じ。ただ、エログロ系はどうしても生理的に受け付けない。

2014/11/06

じゅむろりん

大槻ケンヂの頭の中が垣間見られる短編集。第1章で好きなのは「神様のチョイスはKISS」。夢見るおじさんロッカーものにはやはり,ぐっときます。第2章では「怪人明智文代」と「イマジン特攻隊」。小学生の時魅了された少年探偵シリーズや乱歩作品の世界観を保ちつつ,オカルト要素を詰め込んだハイブリッド作品が新鮮。イマジン…は,奇想天外ながらしっかりと戦争物。そして第3章では「天国のロックバス…」。殆ど自叙伝みたい。彼のロックンロールへの愛を感じます。夢を捨てない人たちの熱い思いを感じる作品群でした。

2021/04/19

面白かったです。勢いがロック。月刊ムーを読んでインテリに…(?)「モモの愛が綿いっぱい」「アイドル」「ドクター・マーチン・レッド・ブーツ」「怪人明智文代」が好きでした。特に、乱歩好きには「怪人明智文代」はたまりませんでした…小林少年の魔改造もアリですし、お話の最後の文もぽいです。「蝶の羽根に染み込ませて流通しているPPブルーというドラッグ」や「柔道二段のアイドルマネージャー」で、ここは同じ世界線なのかなと思ったりします。

2024/05/10

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