別れの手紙 (角川文庫 う 7-21)
別れの手紙 (角川文庫 う 7-21) / 感想・レビュー
あつひめ
女性作家さんによる恋愛アンソロジー。いろんな肌触りの作品を楽しめるからアンソロジーは好きです。手紙は相手の事を思い浮かべながら自分のその時の気持ちを甦らせながら書く・・・。メールなんかよりも熱く重く・・・気持ちがいっぱいつまっている。いつまでたっても私は・・・手紙派だな。内館さんの「夢はにほへと」藤堂さんの「グレーの選択」が好みです。
2010/04/16
チェス
読んだことのある作品もあり。それぞれ面白かった。図書館本。
2019/06/13
あるちゃ
文庫ではなく、平成7年の単行本初版の時に購入したものを再読しました。 作家陣は好きなんだけど、どうもしっくりこなかったらしく記憶に全くなく、初読みのような気持ちで読みました。 初読みから約21年の時を経ての再読なわけですが、うーん、やっぱりしっくりこない…なんでだろう。 いくつかの作品を読んで、恐らく過去の自分は心も経験も幼いから理解できないのだろう、と思ったんじゃないかとは思いました。 『夢はにほへと』(内館牧子) 登場人物の行動原理がイマイチ分からないんですよね。 他力本願なのか自分の意志が一番なのか
2016/06/25
読書家さん#mdQf51
鷺沢恵「家並みのむこうにある空」 高樹のぶ子「緑かがやく日に」 藤堂志津子「グレーの選択」
2022/10/04
Voodoo Kami
今月の読書会課題本。そうでなければ出会わなかった本。別れの手紙をテーマにした6人の女性作家による短編集。どの作品もが基本は恋愛絡みの別れなのは恋愛縛りがあったのでしょうか。一見無邪気な女性が無意識に出す図々しさを描く内館さんの毒々しさは、男性側から見ると本当に安定の憎たらしさで見事。高樹さんの重いやつから瀧澤さんの割りと軽いやつまでいろいろでしたが、私にとって「別れの手紙」ベスト1は『ロング・グッドバイ』のテリー・レノックスの手紙なのでした。
2015/09/13
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