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現場不在証明 (角川文庫 あ 6-162 ミステリーアンソロジー)

現場不在証明 (角川文庫 あ 6-162 ミステリーアンソロジー)

現場不在証明 (角川文庫 あ 6-162 ミステリーアンソロジー)

作家
赤川次郎
出版社
KADOKAWA
発売日
1995-08-01
ISBN
9784041879153
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現場不在証明 (角川文庫 あ 6-162 ミステリーアンソロジー) / 感想・レビュー

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セウテス

アリバイ崩しを主題にした、7人の作家の短編集。赤川次郎氏「二つの顔」は、瓜二つの顔の2人の男が、時々入れ替わっていたのだが、という物語。アリバイに2人で行うトリックは数あれど、その2人の間のミステリとは着目点の意外さに、赤川次郎という作家の素晴らしさを再認識。有栖川有栖氏「ローカル線とシンデレラ」は、簡単そうに見えて解けなかった。トリックとして知識は持っているのだが、そこに辿り着けない。今邑彩氏「黒白の反転」は、館の中で見事にアリバイを描いた傑作。女性の怖さを教えられると共に、謎解きの先の謎に驚愕する。

2019/09/10

さっちゃん

オンライントークイベントで辻村深月さんが紹介されていたアリバイのアンソロジー。平成7年初版なので、公衆電話の赤電話が出てきたりと古さは感じるものの、力のある執筆陣でクオリティは高い。なかでも、時刻表トリックの姉小路祐『ダブルライン』と、引退した老女優の館で起きた殺人事件の今邑彩『黒白の反転』が面白かった。有栖川有栖『ローカル線とシンデレラ』のみ『山伏地蔵坊の放浪』にて既読。

2022/01/25

こまったまこ

黒川さん目当てで手に取りましたが既読の話でした…。ちなみに『てとろどときしん』に収録されているお話です。本書はいわゆるアリバイに主眼を置いたアンソロジーで7人の作家による多彩なお話が読めます。

2015/04/08

ake7🍀 ゆるんだ人からうまくいく

高橋克彦《百物語の殺人》 「疑いの心を失ってしまえば研究者としてお終いだよ。他人の論文を読んで納得だけしていたら自分の説が立たなくなる」「先入観を捨てて、白紙の状態から考え直してみるのが大事だと自分に絶えず言い聞かせている」「頭のいい人間は、他人を馬鹿にする。つまりはそういうことさ。ほどほどってのが一番だぜ。。」話の前半は面白かった。推理内容を作家である友人が自分の手柄やネタにしてしまうのは如何なものか。ほか、一番意外だったどんでん返しは、黒川博行氏・昭和62年の作品《飛び降りた男》。

2023/02/27

Chiba

アリバイ崩しよりも、アリバイ工作をする側の話が多かったです。飛び降りた男が面白かったです。

2016/10/24

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