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らせん - (角川ホラー文庫)

らせん - (角川ホラー文庫)

らせん - (角川ホラー文庫)

作家
鈴木光司
出版社
KADOKAWA
発売日
2000-04-06
ISBN
9784041880036
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らせん - (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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そる

20年位ぶり再読。前作「リング」と違い医学的・科学的で、遺伝をベースにしているのにもかかわらずかなり突拍子ない展開に驚愕。でも論理的で、なぜか納得してしまうような。に、しても死者が生き返る?しかも子宮から?!衝撃的すぎ。そして高山竜司は味方だと思っていたがまさかのそっち側?1作目よりさらにおもしろい!貞子進化してる!「「(略)人間は大概のことには耐えることができる。だがなあ、たったひとつ退屈にだけは我慢できない動物なんだ。全ての出発点はそこにある。退屈から逃れるため、進歩せざるを得なかったのさ。(略)」」

2020/12/05

absinthe

リングに続けて読んだ。リングよりもさらに入り込みづらかったし、作り物感もますます強まった。だが、オリジナリティの高い作品だと思う。非現実の世界観と先端テクノロジーをどうやって融合させていくか。現代らしい唯物論的世界観と19世紀の幻想的で観念論的な世界観の融合は様々な果実をもたらした。そういった挑戦は空振りも多いが、本作は成功例だろう。absintheの好みとは違っていたが、新しい挑戦は評価されていいと思う。

2015/08/19

よむヨム@book

★★★★☆ 星4つ 考えてみてば、山村貞子は、生前不幸と言うしかない目に合っている。 そして、彼女は特に人にあだなすことは一つもしていない。 貞子が死を迎えた時、どんな気持ちだったか想像するに難しく思える。 だか、死後25年過ぎ偶然にも貞子の思いが「念写」という形でテープに残ってしまった。 貞子は、浅川と高山に何をさせたかったのか? この本を読んでいて、ふと疑問に思い、 今度は安藤に何をさせたいのか? と考えると、面白さが広がった。

2022/03/18

Tetchy

『リング』の続編である本書では、山村貞子というウィルスの存在を遺伝子工学を中心に、あらゆる見地から解き明かし、更なる深化を目指している。だからといって山村貞子が増殖するというメカニズムを詳らかにし、それを糸口として山村貞子の殲滅が成就する、といった構成になっていないところが面白い。むしろそのメカニズムが解ってからこそ、真の恐怖が生まれる趣向になっている。そしてこの作家の最も大胆なところは、本作が実は世に興った『リング』ブームのパロディであることだ。しかしキャラクターのインフレ化が進んでいるなぁ、既に。

2010/02/14

キムトモ

再読。リングの再読後より読書後の充実感が強かったです👍リングで大ブレイクした貞子サンとその世界観の後始末というか更なる増殖を目指している様子が面白いね…映像作品も嫌いじゃないんで再鑑賞してみよう👍(ノ-_-)ノ~┻━┻次はループへ📖世界観急に拡がってSF色強かったよなぁ〜〜

2019/07/16

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