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ループ (角川ホラー文庫)

ループ (角川ホラー文庫)

ループ (角川ホラー文庫)

作家
鈴木光司
出版社
KADOKAWA
発売日
2000-09-07
ISBN
9784041880067
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ループ (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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そる

色々と無茶な展開。「らせん」はまだ納得できたがこれは学術的にも難解だし、世界観は「HELLO WORLD」、貞子遺伝子が世界を占めると遺伝的に不老不死となり多発性ガンウイルスが発生、って「百年法」と似てる。前2作が仮想現実で今作が現実で、仮想現実から持ってきた遺伝子を現実で生かし、現実でのガンウイルスを撲滅させるために仮想現実に送り返す⋯はあ?ぶっ飛びもいいとこで理解も追いつかず。ホラーでなくてSF。「世界を創造し、作動させるのは神の役割のはずである。ループに住む住民から見れば、創造主は神に他ならない。」

2021/01/26

absinthe

リング、らせんの続編だが、absintheはこれが一番好き。良くも悪くも世界観を反転させた。前作が嫌いで拘りなかったことが良かったに違いない。こんなコンピュータは作れるはずなく、実物があったら見てみたいところだが。2番ではだめなんですか?で有名なスパコンの1兆倍の1兆倍よりもずっとすごい処理能力。 ★注意:リング、らせんが好きな人はがっかりするに違いない。良くも悪くも世界観はリセットされる。

2015/09/12

キムトモ

再読。う゛〜〜んこれは評価が分かれるなぁ〜〜稀代の怨霊スターの世界観をこう着地させちゃ…読者は混乱しちゃうね…が感想。真田サン浩市サンをきちんと出演させて(前振りさせて)映像化すればそれなりのSF作品になるんじゃないのかな?(ノ-_-)ノ~┻━┻それでもやっぱり貞子お嬢が怨み回る作品を堪能したい🧟‍♀️

2019/07/25

Tetchy

『リング』、『らせん』に比べると評判が非常に悪いのが気になっていた。そしてそれは確かにその通りであると認めざるを得ない物であることが解った。やはりホラーというジャンルは恐怖の根源についてある程度の謎解きは許せても、全てを解明するとなんともまあ陳腐になるなぁ。それはシリーズが続くにつれ『リング』>『らせん』>『ループ』とどんどん面白さが希薄になっていくように感じたから。始まりは「ビデオを観た人が1週間以内に死ぬ」というシンプルな設定。これをどんどん理詰めで解明しようとしたのがまずかったように思う。

2010/02/14

アナーキー靴下

黙示録とか神話を解体し再構成するようなSFで、ホラー味はすっかり消えたものの、面白かった。ただ少し先が読めてしまうのはマイナス。そもそも『らせん』の高山の意味を、ぼんやりとではあるが想像していたから、そのゴールに向かってつい予測してしまう。もちろんこんな全容は想像もしていなかったし、登場人物よりほんの少しだけ早く読者に気付かせるのを狙う手法でもあるかもしれない(いきなりぶちまけられたら何じゃそりゃとなりかねない話だ)。でも馨はすこぶる頭脳明晰であるはずなのだし、もっと彼の論理で引っ張って欲しかったな。

2023/11/12

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