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朱色の研究 (角川文庫)

朱色の研究 (角川文庫)

朱色の研究 (角川文庫)

作家
有栖川有栖
出版社
KADOKAWA
発売日
2000-08-25
ISBN
9784041913048
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朱色の研究 (角川文庫) / 感想・レビュー

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yu

Kindleにて読了。 何となく、今までのシリーズとはちょっと違う読了感。それが何なのかはわからないけれど。大野さんが殺された理由が、何とも。人の心とは、他人には絶対理解できないもので、些細なことでも、人によってはそれが殺人の動機につながってしまう。 人の心の葛藤のラインみたいなものが、随所に見られる作品だった。 きっと、火村先生の心も、それを心配する有栖川さんの心も、誰にもわからない。

2016/02/28

nobby

作家アリス8作目にあたる長編は実に美しくも切ない…有栖と火村、そして二人と対峙することとなる殺人犯が時を同じく目にした夕陽。その朱色が思い起こさせるのは世界の終わり、あるいは轟々と燃え上がる火事の恐怖、はたまた何かの予兆…序盤の身代わりトリックに惹き込まれながらも、時をこえた殺人事件が絡むまで案外のんびり。逆に言えば、その雰囲気故に感傷を誘われるのか…最後ようやく真相に導く様は貫禄十分だが、その身勝手とも言える動機は物議を醸すことには納得。個人的には古今東西想定し難い事態を眺めながら浮かぶのは哀しき慕情…

2020/05/26

ダイ@2019.11.2~一時休止

作家アリスその8。朱色が怖い生徒からの依頼で過去の事件を捜査する。悲しい動機はちょっと弱く感じるが、楽しめた。

2013/10/16

今回はドラマを観る前に、読了できた!!滑り込みセーフかな(^^) エレベーターの謎と2年前の殺人事件が最後に繋がり、面白かった。前回のドラマの「ショーウィンドウを砕く」もそうだけど、殺人動機がなかなか想像できなかった。

2016/02/21

五右衛門

読了。作家アリス長編でした。事件前半では階数、エレベーターのトリックを鮮やかに見破ります。案外すんなりいくのかな?と油断さして実は❗犯行動機は私としては判るような判らないような微妙でしたが崖の上に停まっていた軽トラの影って、たまたまにしても良く気づいたなと。でも太陽信仰等を持ち出しながら今回も二人の軽妙な会話を楽しませて頂きました。次も期待していきます❗

2019/09/20

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