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ジュリエットの悲鳴 (角川文庫)

ジュリエットの悲鳴 (角川文庫)

ジュリエットの悲鳴 (角川文庫)

作家
有栖川有栖
大路浩実
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-08-23
ISBN
9784041913055
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ジュリエットの悲鳴 (角川文庫) / 感想・レビュー

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🐾Yoko Omoto🐾

ノンシリーズの短編&ショート12編。ご本人が「ごった煮の味わい」と言うぐらい非常にバラエティに富んだ作品集。倒叙もの、ブラックユーモア、SF風、読者への挑戦付き推理もの、サスペンス、幻想文学風、純文学風…と一作ごとに作風も趣も違っており、有栖川氏の多才ぶりを楽しめる贅沢さ。お気に入りは幻想的な内容ながら笑える落ちの「パテオ」。東野作品の「超読書機械殺人事件」を思わせる「登竜門が多すぎる」は、推理作家志望の男が執筆には欠かせない便利なソフトなる物を次々と勧められる爆笑必至の作品。短編ながら粒揃いでお薦め。

2014/01/07

ダイ@2019.11.2~一時休止

バラエティに富んだ短編集。登竜門が多すぎる・タイタンの殺人なんかがイイ。

2013/10/26

セウテス

ノンシリーズのバラエティーに富んだ12作の短編集。1話毎に作風を変えており、作者の感性の豊かさには心底驚くしかない。アリスシリーズでは、この様な倒叙的なブラックユーモアやショートショート、心理サスペンスを描くのは難しいだろう。シリーズファンは安定した作風を期待するだろうし、幻想的又は純文学風に表現する位が精一杯なのではないのかと思う。粒ぞろいの作品集だが、「落とし穴」のタイミングの悪さを笑える上、因果応報だよとも言えるパターンは好きだなぁ。「幸運の女神」は最高に愉しい、かの国の様に現実で無い事が大切だが。

2017/08/07

アッシュ姉

読友さんのオススメで有栖川有栖さん二冊目。著者の魅力を味わえる多彩な作品集で、初心者にも嬉しい一冊でした。バラエティに富んだ十二編の中でも作家ものは鉄板で、「登竜門が多すぎる」がお気に入り。冗談話を面白い作品に仕上げちゃうところに力量を感じます。「危険な席」「パテオ」の終わり方も好き。

2017/12/28

大阪魂

これもアリスとちゃう、ごった煮の短編集!電車で読むのにちょうどよかった!4ページくらいで終わるむっちゃ短いのんから多くても40ページない作品ばっかし!にしても、ミステリー短編ゆうより、最後のオチが、なんか気色わるいってか、あーそーなってまうんやあ…って、なんちゅうんかな、サスペンス?ファンタジー?みたいなんが多かったかなあ…「パテオ」「登竜門が多すぎる」とか星新一みたいな感じやったよーな…でも、こんだけたくさん引き出しもってはるっちゅうのもさすが有栖川さんやねー!一番好きやったのは「夜汽車は走る」かな

2019/06/15

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