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同窓生 (角川ホラー文庫 49-5)

同窓生 (角川ホラー文庫 49-5)

同窓生 (角川ホラー文庫 49-5)

作家
新津きよみ
山本 ゆりこ
出版社
KADOKAWA
発売日
2000-12-08
ISBN
9784041916063
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同窓生 (角川ホラー文庫 49-5) / 感想・レビュー

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ジンベエ親分

同窓会に出席した史子が、皆が覚えている鈴木友子を自分だけ覚えていないことに不安と恐怖を感じるのだが…。ミステリー要素とサスペンス要素を巧みに織り交ぜながら、きっちりホラー要素も入れ込んでくるあたりは手慣れたもの。今風の作家とは違い、話をやたら膨らませたりしないあたりも実は好み。嫌~な人物もこの世ならぬ者も出てくるが、映像化すればホラー映画としてバッチリハマりそうなシーンもあるけど、話の核は「記憶」というものの曖昧さや都合の良さ。ラストでは不覚にもじーんとしてしまった。エピローグ前の最後のシーンが好き。

2017/10/10

ゆみねこ

大学時代の友人たちと14年ぶりに集まった史子。近況報告や思い出話の中で「鈴木友子」という同級生のことを思い出すことが出来ない。みんなが覚えている「鈴木友子」を自分だけが思いだせない。記憶が異常になったのか、自分の脳にトラブルが起きたのか、史子の不安が増していく。うーん、面白くないわけではないが、史子に魅力を感じられず、友人たちも好きではない。今一つの印象。

2013/08/18

ブルーベリー※更新は控えめです

同窓会に参加した史子。皆が言う鈴木友子というかつての同級生。ただ自分はその同級生を全く覚えていなかった。謎の同級生の正体は怖くなかったけど、女性の妬みや人を陥れようと必死な姿が一番怖かったです。

2020/06/27

星落秋風五丈原

大学時代の友人と14年ぶりに集まった史子。近況報告や思い出話をしながら、楽しいひとときを過ごしていた。だが誰もが覚えている鈴木友子という同級生を史子は思い出せない。皆は一番の親友どうしだったというが。全ては史子を羨む友人、由紀子がかつての教師まで巻き込んだ作り話だった。ところが彼女達の前に、鈴木友子と名乗る女性が現れる。著者にしては珍しい超自然もの。書き下ろし。

2002/05/27

じーつー

提示される3つの謎。 1つ目。 とある家庭で発生したポルターガイスト現象。 2つ目。 5人だけの小さな同窓会で話題となった鈴木友子。 史子には鈴木友子の記憶が一切存在していなかった。 3つ目。 同窓会で名前が挙がったタイミングで皆の前に現れ始める鈴木友子。 史子だけが覚えていなかった鈴木友子は一体何者なのか。 なぜ鈴木友子は急に現れるようになったのか。 つまらない悪意と小さな運命の悪戯が交わって起きた物語。 史子の感情に抱く疑問もあるけど、最後は少し切なくなった。

2022/09/05

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