天井裏の散歩者: 幸福荘殺人日記 (角川文庫 お 24-1 角川ミステリーコンペティション)
天井裏の散歩者: 幸福荘殺人日記 (角川文庫 お 24-1 角川ミステリーコンペティション) / 感想・レビュー
nobby
折原作品初読み。これはまた確かにメタメタで面白い!『天井裏-』から勝手に江戸川乱歩の『屋根裏-』をイメージしていたので、なおビックリ。文書毎に語られる事柄はなんか粗雑でくだらない。でもどんどん読めてしまうのは、“南野はるか”の魅力なのか(笑)それが終盤にかかっての二転三転に、どこに事実があるのか分からなくなる。そして最後はやっぱりぶっ飛んでニンマリ。これ、講談社版も同じ?
2014/09/02
とも
★★★★さすがは叙述トリックの魔術師。前半から中盤にかけてまでは、軽い内容の連作短篇の体を取っているが、途中から、やはり何かが起こることに気づく。そうして騙されたと気づくや、あとは最後ページまで騙され続け、何がほんとで何が虚飾かわからなくなってくる。とにかく、決して表紙絵に騙されてはいけない。
2018/05/12
へいっち(ت)♪
1枚のフロッピーに入った不思議な連鎖短編集。だんだん話はとんでもない方向にすすんでいく。何がホントで何がウソで、妄想なのか現実なのか・・・。そして「男ってバカだなぁ~」と思わずにはいられない(笑)
2014/10/27
Satomi
お気に入り様の「男ってバカだなぁ~」のレビューを読んでバカっぷりが気になってさっそく手にした一冊♪何が現実でどこがフィクションなのか!!これぞ叙述ミステリー!!フロッピーの内容を意識しておかないと置いていかれる。二転三転する後半はかなりぶっ飛んでます!!それにしても南野はるかをめぐるオタクたち…呆れる~バカ~。女だと思って、侮るなかれ。私も言わせてもらいます「男ってバカだなぁ~」…笑。
2014/11/04
ブルームーン
作家、書評家、作家志望者など普通じゃない人ばかりが集まるアパート「幸福荘」で起こる事件を描く連作短編。どれが真実でどれが妄想なのか混乱していく。最終章はネタに薄々気づいてしまったけど、楽しめた。時代が時代だけに「ワープロ」「フロッピー」などの言葉が出てきて懐かしかった。
2014/01/20
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