美しき殺人鬼の本 (角川ホラー文庫 28-2)
美しき殺人鬼の本 (角川ホラー文庫 28-2) / 感想・レビュー
優希
自らの衝動に赴くまま、残忍な殺戮を繰り広げた殺人鬼たちが描かれています。あまりに残酷でむごたらしいその手口には美しさすら感じました。かなりグロテスクさはありますが、血の響宴に魅せられてしまいます。戦慄の走る殺人世界は淡々と読み進めることができないと辛いものがあるかもしれません。血の匂いの漂う世界にただ酔わされるしかありませんでした。
2015/06/01
James Hayashi
歴史上に名を残す有名な殺人鬼たち。イヴァン雷帝、メンゲレ(ナチス)、チェザーレボルジア、切り裂きジャック、チャイルド44の元となったチカチーロなどのカニバリズム。残虐でいかれた人たち、サイコパス。座間市の殺人鬼も将来加わる事だろう。
2018/01/01
じゅんぢ
一個人の殺人と権力者による殺人を分けて書いてほしかった。権力者による殺人は殺人者というより虐殺者になるのでは。
2017/10/02
鬼灯の金魚草
人は権力を持つとどうしてこんなにも命を軽く見てしまうのだろうか。昔の事だけではない。血液製剤問題や、耐震偽装問題等大量虐殺では無いにしろ一般人はどうすればいいのだろうと思い悩んでしまった。
2016/03/01
さえぽん
学生の頃に姉の本棚からコッソリ借りて読んだ本、懐かしくなって再読。メジャーな切り裂きジャックやチェーザレを含め20人の殺人鬼を書いた短編集、ローマ帝国時代から現代までと時代も幅広い。人数が多いからか話のボリュームはアッサリめで、残念ながら今の時代ではウィキペディアを見た方が情報量が多いかも知れないけど、色々まとめて読めるという意味では良いと思います。
2021/01/22
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