大塚ひかりの義経物語 (角川ソフィア文庫 311)
大塚ひかりの義経物語 (角川ソフィア文庫 311) / 感想・レビュー
れじーな
「美男の~、ブ男の~」で弁慶と義経の関係は稚児物を踏襲していると言った著者が義経記をどう料理したのかと思い手に取りましたが、意外と普通で、逆に古文に見られる遠回しで説明的な台詞の言い回しが多く、読み辛かったです。偶に「大塚です」と入ってくる解説や、地の文に出て来る皮肉は面白かったのですが…。読み始めて早々に無理そうだ、と感じたので取り敢えず最後までページを捲ることに主眼を置きました。お陰で話の方はあまり残らず…。奥州へは正妻をつれて下ったという事実(静御前は置いて行かれたのに!)にはびっくりしました。
2010/04/18
sinobu
「義経記」を読みたいけど原文は無理、という方にはとてもお勧めの本。これに出てくる弁慶がいい。義経に変に対抗意識燃やしたり、からかってみたり、それでいて義経の無茶を受け入れてくれたり。何でも言いたい放題な感じで、二人のやり取りを微笑ましく見ておりました。 彼ってインテリで、いろんな策を練ってくれるんですけど、これがえらく強引だったり、笑いを誘うような失敗したり、相手をだますためといって義経を虐待したり、なんかもう自由(笑)でもそんな弁慶を頼みにしてる風な義経もかわいらしいんですよね。ほんといいコンビだ(笑)
2013/11/03
punto
追記。
2005/04/05
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