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マエストロ (角川文庫)

マエストロ (角川文庫)

マエストロ (角川文庫)

作家
篠田節子
出版社
角川書店
発売日
2005-11-25
ISBN
9784041959046
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マエストロ (角川文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

ひさびさの篠田さん作品。軽い気持ちで手に取ったのが、ラストまでグイグイ読まされた。音楽の世界、そしてバイオリンという楽器への知識に圧倒される。瑞恵の生き方に、女性だったら誰もが拍手を送りたくなるだろう。こういう作品は、篠田さんにしか描けない、と断言できる。

2016/11/15

じいじ

「死体の転がらないミステリを書いてみたかった…」(文庫版あとがきより)。その今作、篠田節子の初期(4作目)作品なのだが、彼女の後の秀作を匂わせる迫力に満ちた力作です。主人公の若手女性ヴァイオリニストと名器ヴァイオリンに秘められた真贋を問う長編は、恋とミステリが程よく混ざり合って面白かった。さすが篠田作品、読み応え充分です。

2019/04/06

バイクやろうpart2

篠田節子さん作品7冊目です。期待以上のストーリーに車中、一駅、乗り過ごすほど引き込まれた一冊です。偽物、本物は、紙一重であり最後は本人の信じるものこそホンモノ!と思いました。あとがきに、この小説に協力頂いた方への感謝の言葉に篠田さんの真摯な姿勢、強く感じました。

2018/04/13

gonta19

2012/3/17 メトロ書店御影クラッセ店で購入。 Amazonでは品切れになっていたのを発見。 2014/4/3〜4/8 篠田さんの音楽ものの原点とも言える作品。美貌のバイオリニスト神野瑞恵の心の葛藤を描きつつ、彼女が陥った罠とそこからの再生の物語。 私も古いギターを弾くが、古楽器に関する記述は首肯することしきり。この後に続く音楽ものの作品(十数年ものの積ん読本)も楽しみである。

2014/04/08

はつばあば

楽器を演ずる者・作る者。それぞれの想いが世間をゆるがす。ニセモノ、偽物とは何ぞや。自分の信じるものこそホンモノ。世間に振り回されてはいけない。世間じゃなくマスコミか。圧巻でした。是非読まれる事をお勧めします(#^.^#)。昨日のミケランジェロの500億円の絵画、あれだって以前はニセモノと。

2017/09/17

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