密室 (角川文庫 ん 17-1)
密室 (角川文庫 ん 17-1) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
短編だけに、思いつきの意外さで勝負している、という感じのある作品群。まともなミステリだと思っていたら、途中で化けてしまった作品も……! しかし笑い話としても、おもしろいです。こういう奇天烈な発想が許されるのも、短編だからでしょうね。さて、有栖川さんの「学生アリス」シリーズ作品を久しぶりに読めて、とてもなつかしい読後感でした。折原さんの作品のラストは、こうかな?と思った通りでした。ただしトリックは見破れませんでした。そこだけは残念。山口さんのキッドシリーズの作品は、密室の王道のようなトリックがよかったです。
2015/02/28
yucchi
【密室祭3-5】豪華メンバーによる密室アンソロジー。初読み作家さんもチラホラ。ちょっと無理矢理感がある作品もあるが、全体的に楽しめる。先日も読んだが江神センパイ達に会って、改めて早く新作が読みたくなった('﹃'*) 好きなシリーズの新作に限って、なかなか出ないものだなぁ(´-`).。oO
2015/09/13
山ちょ13
「密室-ミステリーアンソロジー」読了。様々な密室を題材にした短編集。姉小路祐「消えた背番号11」謎そのものより探偵役の最後のまとめが好き(笑) 法月綸太郎「ロス・マクドナルドは黄色い部屋の夢を見るか?」本を放り投げたくなった(笑)バカミスだ!!でも斬新だった。 折原一「傾いた密室」シンプル。そして作中作家が変態。 二階堂黎人「密室のユリ」犯人分かりやすい。こういうの好き。 山口雅也「靴の中の死体」王道雪密室。同僚のおふざけのおかげで事件解決。 やっぱ僕は密室が好きだ。
2017/07/30
ハル
密室もの8編のアンソロジー。各編40ページ前後なのであっという間に解決、という感じ。どの作家さんも、他の方と被らないようにと考慮した結果なのか、良く言えば「ひねった」、悪く言えば「無理矢理な」作品が多い…。 知らない作家さんが多いアンソロでしたが、やっぱり有名どころは実力があるなぁという印象。有栖川有栖さん、法月綸太郎さん、若竹七海さんは他の作家さんに比べて図抜けているように感じます。初読みで気になったのは、ひねった安楽椅子探偵ものを書かれている折原一さんくらいかなー( *・ω・)
2014/11/04
十六夜(いざよい)
有栖川有栖氏目当てで購入。学生アリスシリーズは矢張り好きだ。密室というテーマの元に集められた作品だが、切り口も密室の定義も様々で個性的なものばかりで面白かった。収録作家さんの長編にも挑戦してみたいと思う。
2014/04/02
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