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鷲と虎 (角川文庫)

鷲と虎 (角川文庫)

鷲と虎 (角川文庫)

作家
佐々木譲
多田和博
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-09-20
ISBN
9784041998038
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鷲と虎 (角川文庫) / 感想・レビュー

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キムチ

筆者のWWⅡシリーズ3冊に比べるとガックリ。1937時の南京侵攻 日米2人の空中パイロットに光を当てフィクションストーリーで語るのは男の美学。麻生は旗本の家だったこともあり、容姿も絡めサムライのイメージを当てた。対するデニスは傭兵から義勇志願と立場を変えて見えぬ相手に士気を燃やす。こんな展開と知ればチョイスしなかったのが本音。投げ出したくなったが、こういう世界もあったのかと読了。パイロットが飛ぶ前夜儀式であった○○を聞いているだけにマリカとのやり取りも薄っぺらくて。筆者はラストの余剰を残すのが定例とは言え

2022/03/14

まつうら

日中戦争に重ねて、戦闘機乗りのロマンとサムライ魂を描いた作品。日中戦争がドロ沼化していくのは、日本政府に外交センスが欠如しているからで、「ワシントン封印工作」と同様に読んでいてイライラしてくる。でもこの作品の見どころはそっちではなく、戦闘機乗りの麻生とデニスにある。クライマックスは二人の一騎打ちで、パラシュートで脱出したデニスの横を、敬礼して飛び去って行く麻生の姿にはしびれてしまった。「ベルリン飛行指令」の安藤ともちょっと違う、ピンと筋の通った麻生のサムライ魂は、佐々木作品ならではの男くささが漂っている。

2022/02/25

MarsAttacks!

佐々木譲さんの丁寧な描写で日中戦争の過程すんなりと入り込んでいる感じがしました。日本軍部の情報統制とか傍若無人ぶりには正直嫌気がさしますが、それ以上に主人公たちのロマンある行動に心惹かれ、空戦の描写に興奮する自分がいました。読み応え十分の面白い物語でした。

2019/08/10

ALATA

日中戦争の概要を知るうえで興味深い作品。★★★

2020/05/02

マシンガン

戦後秘話三部作と同じカテゴリーに入る作品。戦争を扱ってはいるが、それは「時代」の描写であって、本質は飛行機乗り達の爽快な冒険小説。ムヅカシイことに囚われずに、素直に楽しみたい一編だ。

2013/08/25

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